テーバイは呪われた国?
この国の物語は、悲惨なものが多い.なぜ?
(カドモス)
牛になった、ゼウスに誘拐された、エウロパを探して、フェニキアを出た、カドモス.
長い旅路、安住の地はどこだ?
アポロンの神託に従って、野原で見つけた一頭の牝牛、その歩みが止まったところに街を立てて、テーバイと名付けた.
泉の湧く洞穴の主は、炎の目をもち、身体中にため込んだ毒を息と一緒に吐き出す大蛇.
なんとか、その大蛇を退治した.天の声?に従ってその蛇の牙を植えたところ、無数の鎧武者が生まれた.彼らは互いに殺し合う.5人の生き残りが、カドモスの家来となり国家の建設を手伝った.
大蛇の歯から生まれた鎧武者の生き残りは「スパルトイ」と呼ばれる.
カドモスは、アフロディーテとアレスの娘である、ハルモニアを娶った.オリンポスの神々、総出で祝福された.その時に使われた、「ハルモニアの首飾り」は、ヘパイストスの手になる、天下の宝物・・・・
にもかかわらず、夫婦とその子供、さらにその子たちは不幸が続いた.
娘のセメレ、イノ、孫のアクタイオン、ペンテウス・・・・・・
セメレは、ゼウスの子を身篭り、ヘラの陰謀により、神の閃光で焼き殺された.
その子、ディオニソスを匿った、イノ.ヘラの陰謀で夫の、アタマスには狂気が吹き込まれ、息子のレアルコスとともに、アタマスに射殺された.
アウトノエの息子.アルテミスの裸を覗いて鹿になったアクタイオンは、母に先導された猟犬に食い殺された
アガウェーの息子、ペンテウス.父のエキオーンはスパルトイである.スパルトイの血をひくものは、粗暴とされた.さらに、ディオニソスの信仰を拒否した、ペンテウスも母や、伯母たちに八つ裂きにされた.
皆不幸な死に方をした.
テーバイの民から見放された、カドモスは、自問する.
「なぜ?私たち家族はこれほどまでに呪われなければならない?」
「カドモス、お前は、アレスの蛇を殺した・・・」
不幸の理由はアレスの呪い・・・
「蛇が神々にとって大事なものなら私もヘビになりたい!」と言い終わるより前に彼の姿はヘビに変わった.
妻のハルモニアも、「あなたがヘビになるのなら私も・・・」
夫婦はヘビになり、森の中で暮らした・・・・
(ニオベの物語)
テーバイ王、アンピオン、その王妃は、ニオベという.地獄に幽閉された、タンタロスの娘である.子供が男7人、女が7人、いた.
ニオベは、子供が、アポロンと、アルテミスの二人だけの、レトを侮辱した.
レトの子供たちは、母を侮辱するものを決して許さない.ニオベの子供を皆殺しにした.悲しみのあまり、彼女は、涙を流し続ける岩になった.
(オイデプス、その二人の息子に、アンティゴネ)
自分の息子に殺されるという予言を信じた、ライオスは生まれてすぐに息子を山に捨てた.大きくなった息子のオイデプスは、たまたま山ですれ違った老人を殺した.父である.スフィンクスの謎を解き、未亡人の王妃と結婚して、オイデプスは、テーバイの王となった.王妃は実の母である.その事実を知ったオイデプスは国を追われた.
エテオクレス、ポリュネイケス、国を追われた、父の呪いを受けた.
やがて二人の息子は合い争い、相打ちとなって死んだ.
「ポリュネイケスの亡骸をなんとか葬らせてくれ」妹のアンティゴネは懇願した.時の王は禁じた.禁を犯したアンティゴネは、死罪となった.
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「この国の人たち、なぜ悲劇を背負わなければ中らなかったか」ドクトルの疑問である
「まるで、神罰とか、神の呪いの実験場ですね・・・・」静香の感想である.
カドモスはフェニキア人で、アルフベットを作った人だという.
神々の蔑ろにすることで、「ギリシャ人」になりきれなかった、ギリシャ人だったということだろうか?




