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学校における、「キューピー」の評価

この前の、「石はなぜ落ちるか?炎はなぜ上に伸びるか?」

という宿題の、キューピーのレポートが、学校の職員室ではちょっと話題になっていた.


「いや、あの子、いつも海丸くんの影に隠れて、目立たない子だったのだけど、本当はすごい子なんだね」


「へえ?どういうことですか?」


「いやね、今、海丸くん、親戚のおじさんだか誰かの大きな研究室に行ってて、学校休んでいるじゃないですか、で、キューピー君が、海丸くんがいない時、どんな答え出してくるのか、ってちょっと興味があったのですよ・・・・」


と言いながら、理科担当の先生はキューピーのレポートをファイルから出して、同僚の先生方に見せる.


「石が下に落ちるのは、なぜか?


古代ギリシャのアリストテレスの考え、

それを彼は自然学という書物の中で、記すところによれば、


物質には本来あるべき場所がある、石は重いので本来ある場所は下である、支えを失った、石は自然と本来あるべき場所である、下を目指すゆえ、落下する.


炎が、上に向かうのも同じ理由であると.


しかしアリストテレスよりも遥か後世の、

ガリレオ・ガリレイや、ニュートンは、


実験により、物質が落下する、様子を細かに観察し、

石が落下するのは、地球と石の間の重力で、お互いが引っ張り合うからだ、と考えた.

物体の運動、特に落下運動は、これらの法則に基づいていると考えている.


炎が、なぜ上に向かうかということについては、ガリレオにも、ニュートンにも詳しい記載がないので、不明であるが、風向き等が関与しているものと思われる・・・」


「海丸くんがいないうちに書いたってことは、自分で勉強して考えて、文章にした、ってことですよね、確かにすごいかもしれない・・・・」

「ね、すごいでしょ、あの子、そのうち、大化けしますよ・・・・」


先生たちは教えてないのだが、キューピー=愛染謝一郎はすでに母親の事業を副社長として支える、それなりの人物なのだ.


神々は変幻自在ゆえに、学校に来るときには子供の格好をしているが・・・・・


「神話」に出てくる人物がしれっと学校に通っていることを、先生たちは知らない.

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