マヨネーズ・・・・「ご飯?」
かなり前の話で、大衆中華のお店、「目高屋」で生姜焼きとか、唐揚げ定食についていた、マヨネーズをお嬢・アテナが指につけて初めて舐めて、四天王がそれに続いて、マヨネーズパーティーが始まったという話をした.
不快に思う人がいるかもしれないが、そういう人は、ここまで読んでやめてもらうのがいいかもしれない.
ドクトルは、子供の頃、よく、ご飯にマヨネーズをかけて食べていた.
このマヨネーズどこのマヨネーズいいというわけではない.
味の素のマヨネーズではダメだ.キューピーマヨネーズでなければならない.
ほかほか弁当の浅い、弁当箱に入った、ご飯ではダメだ.丼でもダメだ.お茶碗に、それも温かいご飯でなければ、マヨネーズご飯は美味しくない.
ドクトルは流石に、別館で皆と食卓を囲むときにはしない.帰りが遅くて久しぶりに家で一人でご飯を食べている時、おかずも大したのが、ない.
「こんなことなら別館でなんか食べさせてもらってきたらよかったかな・・・」
ご飯は炊飯器をつけてそれなりに暖かくなる.
どうやってご飯食べるかな?海苔の佃煮、シーチキンの缶詰、お、焼き鳥の缶詰もあったか・・・・
シーチキンにマヨネーズはこれは皆様、アリだと思う.この頃はコンビニのおにぎりに、マヨネーズとか、ツナマヨネーズのおにぎり、あるでしょ?
しかしドクトルは、ご飯にマヨネーズの原則は温かいご飯、と決めている.
だからコンビニおにぎりのマヨネーズ、あれは邪道だと常々、思っている.
「誰もいないから、久しぶりにマヨネーズご飯にしよ・・・」と冷蔵庫からマヨネーズを出して、ご飯にかけた時、玄関のベルがなった.モニターを見るとなんと、ルシフェルとアテナと四天王がいる.あ.海丸くんもいた.
(何しにきたんだ、こんな大事なときに・・・・)
マヨネーズがかかった暖かご飯を少し皆から見えないところに隠して、ドクトルが皆を中に入れた.
「う?なんかいい匂いがする・・・・」アテナがいち早く嗅ぎつけた.
「あ、マヨネーズの匂い!」
「お、ほんとだ、マヨネーズの匂いだ!」
アテナと四天王がざわつき始めた.彼らは立川の夜に経験したマヨネーズが忘れられずにいる.卵かけご飯が好きになったのはそもそも、マヨネーズに似た食感が気に入ったから?
「どこだ・・・」
見えにくいところに隠したつもりの、白いご飯にマヨネーズをかけた茶碗を発見されてしまった.
「ドクトル、こりゃなんだ?」玄武が聞いてきた.
「いや、これはその、秘密のグルメというか、その、マヨネーズご飯・・・」
「何!」
「ドクトル、おめえ、そんなことしてんのか・・・」
「ちょっと貸してみ・・・」とドクトルから茶碗とお箸を取り上げて食べ出したのは、アテナである.
「う!美味しい!」アテナの一言が、突撃の合図である.四天王が続き、ルシフェルや海丸くんまで、チャンワンを引っ張り出してきて、(お客用の茶碗は2つくらいしかないから、味噌汁の茶碗もひとつしかない.後は、高崎のだるまべんとうのから容器まで引っ張り出してきて、)ご飯をもりはじめる.
「よし、これをかけるんだな・・・」年長者のルシフェルが、まず、マヨネーズをかける.
(あちゃ、こいつらやっちゃった・・・どうなっても知らんぞ俺は)
「もう、しょうがないですね、これは私の個人的な隠れメニューで、誰にも薦めてやれと言ったことがない特別食です.皆さんの口に合わなくても知りません、責任は持ちません.ただ、美味しい食べ方は最低限教えます.そう、マヨネーズは少し多め、そして、ご飯とよく混ぜます、そして、お箸で・・・」
一口、食べた、ルシフェルはしばらく何も言わない.
そして徐に「これはうまい、ご飯の新しい食べ方だ!」
四天王に若い海丸くんまで・・・・
マヨネーズご飯を美味しそうに食べている.あろうことかこの禁断のメニュー皆が気に入ってしまったらしい.
「皆さんにお願いがあります、これ、別館でご飯食べるときには決してしないでもらいたいのです、バレたら、はるなさんや静香さんになんと言われるか・・・・」
その後、間も無く別館の食卓でも、マヨネーズご飯が公然と食べられるようになっていた.




