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龍の纏う、鎧について


元気になった、海丸くんのところに珍しく、頻回にヘパの親方何やってくるようになった.アテナと一緒に来ることが多い.


この前は親方が一人できて、海丸くんの首の周りを、メジャーで寸法は測っていった.

アンケートのようなことも聞かれた.


「なあ、海丸、普段、ネックレスとか、ペンダントとかするの嫌じゃねえか?」

「いやー、親方、僕そういうチャラチャラしたのはちょっと・・・・」

「そうだろうな、じゃよ、おめえ、お守り首からぶら下げるのはどうだ?」


「まあ、それくらいなら・・・」


「お守りなら、どこの神様がいい、神社はどこ・・・」

と細かいことをいろいろ聞いてくる.


「たとえば、どんなお守り?」聞いてみた


ざっとこんなところか・・・

新潟護国神社

鶴岡八幡宮

越後一宮弥彦神社

北野天満宮

熱田神宮

今宮戎神社

伊勢神宮

出雲大社

・・・・・・・・・

「僕は学問が好きだから、天満宮かな・・・」

「海丸は、お守りは肌身離さず持ってる方かね、それとも、非常事態だけ、持って出かけるかね、それともカバンの中に入れっぱなしとか・・・・」

「あまり神社のお守り持ったことがないので・・・」


「そうか、じゃ、普段の格好の時にはこれでよし.お守りは、北野天満宮にしておくぜ」


そんでだ、ちょっと龍のかっこになった時の寸法を見させてもらいたいのだが・・・


「それはまた、神議りが必要になって、12人揃わないといろいろややこしいから、大体でいいか・・・・」


「よし、これでなんとかできそうだ」とボソリと言い残して、ヘパイストスの親方は、オリンポスに帰っていった.


ものの、3日ほどで、親方が別館にやってきた.


北野天満宮のお守りで、首から引っ掛ける紐がついている.白い袋はお香のいい匂いがする.


「海丸、これはな、お前が龍神に変身した時、一緒にトランスフォームして、お前の逆鱗を守る、鎧になる.まあ、言ってみれば、アテナの鎧とアイギスみたいなもんさ.おめえにも、身を守る鎧があった方がいいとは思っていたんだがよ.おめえの場合、龍になったとき、首の逆さの鱗だけが強いて言えば弱点だから、そこだけを守る.ちょっと変な感じもするかもしれないが、敵の弾が当たっても大丈夫なように、という工夫だ、今度また前みたいな銃撃戦があったら是非使ってみて、感想を聞かせてくれ」


「親方、前みたいな、銃撃戦なんて、そんなにたびたびあったら、大変ですよ・・・」

「まあそうだな、だから普段はお守りとして持ってな、ていうのも、なんか思想が一貫してる気がするけどな.いざって時のためによ.」


確かに、世の中平和が一番である.

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