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俺だってねこになる  作者: 夢辺 流離
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手乗り耀夜

 耀夜がもっともっと小さかった頃。

日々の成長を記録するべく体重を計っていた。


 一時小説のネタのためにお菓子作りに熱中したことがあった。酷い時は毎食クッキーで、流石の菜々緒も突き合わされてウンザリしていた。


 だがそれも小説を書き終えてしまえば熱は冷め、いつか使うかもととっておいた、結局使われることのなかったアナログの計り。


 首根っこを摘んで計りの皿の上に乗っけると針がカタカタと音を立てて揺れる。その音が気になったのか、チョコチョコっと動いて覗き込んで……、


 バランス的に頭部が重いため、コロンと転がって地面に落ちる耀夜。


 何がおきたのか分からずに目を見開いてキョトンとしている。


 その様子が可愛くて何度もやっていたのを菜々緒に見つかってしこたま怒られた紅蓮。しかも菜々緒は撮っていた動画を当然の様にコピー。

本人もとい本ねこを触れる時はともかく、そうでない時は動画を見て可愛い可愛いとはしゃいでいるのである。解せぬ……。




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