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俺だってねこになる  作者: 夢辺 流離
11/16

ブラック鏡餅

 明けましておめでとうございます。


 本年が皆様にとって良い年となられますよう!

「……もしかして耀夜ちゃんも食べたいの?」


 私がお餅を食べていると、妙に熱心に耀夜ちゃんが私とお餅を交互に見ていた。


 ねこに食べさせてもいいのかわからないが、正月の縁起ものなのでちょっとだけあげてみることにした。


 小さく切った餅をご飯用の平皿に乗せて傾げてやると、勢い良く走り寄り……噛み切れずに困っていた。


 両前足で餅を押さえながら精一杯、ンー、と

首を反らして千切ろうとするも、小さい体では餅が伸び切れることはない。


 勢いをつけて千切ろうとしたがうまくいかず、伸びた部分がメラメラっとした柔らかい体毛にくっつく。それでも尚耀夜が足掻くので全身餅だらけになってしまった。


 どうしようもなくて毛先をハサミで切ったところ、耀夜ちゃんは耳ペタンのしっぽタレンのシュンとしてしまった。


 その後ろ姿が鏡餅のようで思わずスマホで写してしまったのだった。

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