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パラレルワールドのエンディング(1)

各異世界との激戦が続き、

やっとの思いで

生態系バトルロイヤルを勝ち抜いた

地球防衛軍の前に、

人類にとっては神にも等しき存在である

高次元生命体の主

『デウスエクスマキナ』が顕現けんげんした。


防衛軍の最終兵器である

黒巨兵くろきょへいはこれと戦い、

破れ再起不能となった。


そして『デウスエクスマキナ』が宣告した

人類最後の日がやって来た。


-


人類最後の日。


人類にとって神にも等しき存在である

高次元生命体の主

『デウスエクスマキナ』は顕現した。


『デウスエクスマキナ』は

人が思う神の姿をして現れた。


その姿は見る人によって

異なっていたのかもしれない。


人それぞれがイメージする神の姿、

自らが信仰する神の姿を、

人々の目に映していたからだ。



眩く光り輝くその姿、

眩く照らし出されるこの世界を見て、

人々は思うのだ。


この世界に神が降臨して、

人間は裁かれるのだと。



人の想像力が神を生み出した。

しかし人間の創造主は

神という大いなる矛盾。


人間は自らの想像力で生み出した神に

縛られて滅びていくのだ。


高次元生命体の主『デウスエクスマキナ』は、

人類にとって神にも等しい存在だったが、

人間が想像力により生み出された神とは

明らかに異なる存在だった。



高次元世界からの離反者であり、

人類の協力者である

『ドクターⅩ』の技術供与を受け、

高次元の技術を飛躍的に発展させた

地球防衛軍日本支部は

これまでに様々な平行世界の敵勢力を倒して来た。


そしてついに、

高次元エネルギーに

人間の生命エネルギー・精神エネルギーを加え、

新たなエネルギーに変換することで、

高次元エネルギーを消滅させる

対エネルギーをその手に入れた。



『デウスエクスマキナ』は

高次元エネルギーの塊でもあり、

『デウスエクスマキナ』にとって人間は、

自らを滅ばす可能性を秘めた

唯一の存在となりつつあった。


人類の可能性を恐れた

『デウスエクスマキナ』は、

人類すべてを消滅させる

『人類最後の日』を宣告し、

その約束の時が今まさに訪れようとしていた。


地球防衛軍日本支部は、

人類の存亡を賭けて、

高次元生命体の主『デウスエクスマキナ』との

最終決戦に挑む。






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