空気読めるやつ殺人事件←死んでない
なんで聖夜にこんな作品思い付いたんだろう………
しかも何度読みなおしてもただのノリでできた作品っていうね。
じゃあ投稿すんじゃねぇよって?
………いいじゃん。一回やってみたかったんだよ。
携帯から投稿したから読みづらいかも。
あ、よろしければ感想とか…………。
……誰も読まないしいっか。
とある高校の、とある一室。
そこにはざわざわとした空気が漂っていた。
「空気読めるアイツがやられた!」
「なんだって!?いつもトラブルをなんだかんだで上手く解決してきたアイツが!?」
「周りのやつらのキャラや起きたトラブルのせいで特徴を薄く感じるアイツが!?」
「なんか名前出てこないけどアイツが!?」
え…………………………………。
「………えっと、あれ?アイツ名前なんだっけ?」
「いつも自分から話し始めるから特にこっちから名前呼ぶ必要なかったもんな」
「話しかける前に『なあに?』って聞いてきてたもんな。すごく気が利いて………っていうか、利きすぎじゃね?」
「アイツは空気読めるからな」
「いや程度ってもんが」
「すごく!空気が!読めるからな!!!」
「…………。」
「…………ま、まぁ別にそんなこといいじゃんよ。アイツに一体何が起こったんだ?」
「そ、そうだな!」
「別にどうだっていいよな!」
………どうでも、いい。どうでもいいかぁ………。
あ、どうも。今ここで話題の空気読めるやつです。
名前?ははっ。そんなん聞いたってどうせすぐ忘れるんだしどうでもいいでしょ。
………なんで生きているのか?やっぱ生きてない方がいいんですか?
なんかそんな空気っぽいし…………。
いっつも人に合わせてたから、初めて話題になった!ってさっきまで喜んでたのにね…………。
空気の読める空気みたいなやつは空気になった方が良いですよね。
すいません今まで実体持ってて………
今だって、やんややんやと騒いでいる彼らの目の前にいるといっても過言ではないくらい近くにいるのに誰も気づいてないし……。
っていうかここで「生きてます」なんて言ったら本当に空気にされるよな。
「アイツな、今話題の通り魔にやられたんだ」
「何ぃ!?通り魔ぁ!?びょ、病院はどこだぁ!今すぐ看病に…」
「うっさい語尾のばすな。ここら辺で通り魔なんて出たっけ?しかも話題の」
「アイツはな、すれ違いざまに腹パンくらって財布盗られたんだ」
「ああ、三年の大島」
「それ通り魔っつうか……カツアゲじゃね?」
「まぁ別にいいじゃねぇか。アイツがやられたってことが重要なんだ」
河田くん……。(トクン
「アイツの仇をとろうじゃねえか!!」
おおっ!!
…………………あれ?
「どうした?なんで賛同しない?」
「いや、別にいいかなーって」
「めんどくさいなーって」
「勝てそうもないなぁーって」
……………なんてこった。そう言えばウチのクラス、空気読めないやつばっかだった。
「ねぇちょっとそこの男子。さっきからうっさい。黙って」
「「「「「「アッハイ」」」」」」
………まさか、まさかこの空気って………。
「………まぁ、仕方ねぇ、かな?アイツのことは諦めようぜ」
「そうだぜ河田」
「無理だよ河田」
「勝てないよ河田」
やっぱり諦めムードだったぁぁorz
「………いや、そんなことはない!みんなで力を合わせれば、勝てる可能性が万に一つはあるはずだ!」
そんだけやっても万に一つなのかよ。河田くんの評価厳しい。
「さっきうるさいって私言ったよね?黙って」
「「「「「「ハイ。サーセン」」」」」」
「第一さぁ?横山くんならさっきからずっとそこにいるじゃない」
「「「「「「………………ゑ?」」」」」」
…………あっ。(察し
「中山くんが騒ぐ前からいたわよ?」
「……それ、それ、最初の最初じゃねえかぁぁ!」
「だから黙れって」
「」
「あと横山くん。澤田さんから届け物よ」
そう言ってひょいっと渡されたのは、さっき奪われたはずの、僕の財布だった。
「彼女から伝言。『これで恩は返した。次はない』だって。やるじゃん」
西山さん…………。
ウィンクできてないよ………。
結局、そのあと。後日談というか、今回の………え?パクるな?
ごほん。えっと、財布が返ってきたあと、中山くんたちにふるぼっこにされました。ついでに財布の中身も盗られました、まる。
僕が何したっていうんだ。
実はうっすらとラブコメの波動を感じたからだったりする。