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WonderfulWorld  作者: れーや
第一話「盗賊団」
9/41

其の肆


「スライム?」

「そ。さっきデパートの店員さんに聞いたんだけど、スライムが蔓延して困ってるらしいの。

 だから倒してお金でも頂いてきましょう」

なるほど名案。

「戦闘経験も積めるね」

じゃあ早速。


私は銃を片手に歩き出す。

「あ、待って。その前に」

「どうしたの?」


虚は私に手をかざした。

「・・・?」

何だか、体が軽くなった気がした。

「今のは、何をしたの?」

「ただ護を目覚めさせただけ。これから護は成長するわよ~」

よく分からなかった。

「まあ、戦ってればいつか分かるって」

???

「さっさとスライム倒しに行こう」


さて、スライムを倒しにやってきたわけだけど・・・

「ねえ、虚ちゃん」

「なに?護」

それは、まさにスライムの湖。

「何かな?これ」

ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに

「スライム、じゃないかなあ」

ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに

ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに

「スライムって初めて見たけど、こんなものなのかなあ?」

ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに

ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに

ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに

「流石に私もこれだけのスライムは見たことないわね。でも楽しそうね♪」

この数を前に、何を言っているのだろう。

ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに

ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに

ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに

ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに

「言ってても何も起きないわ。こいつら全部倒しましょう、護」

そして私たちは、そのぷにぷにした緑色の湖に向かって突っ込んだ。


そして10分くらい後。

「う・・・あ・・・ぷにぷに・・・ぷにぷにが・・・・・・」

「ああ大変!護が死にそうだわ!とりあえず回復しましょう!」

傷が癒えていく。しかし精神は挫けたままで。

「ぷにぷに・・・キライ・・・助けて・・・」

「精神的なものはどうにもならないわね。とりあえず戻りましょうか」

「ぷにぷにやだ・・・戻る・・・」

そして一時退散。休憩。

「どう?大丈夫?」

「うん!私頑張る!」


そして20分。

「ぷにぷに!これで終わりよ!」

最後の一匹の(と、思われる)スライムを銃で撃つ。

「よく頑張ったわ、護。じゃあ帰りましょうか」


「待てィ!!」

どこからか声がした。

「よくも俺様の子分たちをやっつけてくれたな。今度は貴様らの番だ!!」

その声の主は私達の目の前に現れた。色違いのスライムだ。

「誰よあんた」

「俺様はここのスライム達の親玉、その名もスラりん!」

名前に突っ込んだら負けかな。ド○クエあたりにいたなあ。姿はちょっと違うけど。

「あ、良い経験値と金稼ぎができました。ありがとうございます」

「貴様あああああ!我が子分達を倒したその罪!万死に値する!」


かくして、スラりんとの決戦の火蓋が落とされた!

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