クラスに入って...
「ふぅ…初日から遅刻するところだった」
校門の前に着いた研一は息を整え入ろうとした
「あら…新入生?男がここ入るなんて珍しいわね」その子は浮遊魔法を使いふわふわと飛びながら校門を抜けて行った。
「そこの君〜、早く入んないと初日から放課後補習だよ?」全身緑色の腕と太ももから足までに白い線の入ったジャージ姿をしたその教師は片手に杖を持ち魔術で遅刻者をここで止めてるようだ。
「すみません、気をつけます。」
そそくさと校門を抜け、校内に入り(宮本研一)と書かれた下駄箱に靴を入れて上履きに履き替えた。
「1‐2組…ここか。」ドアを開けると数人の男子と8割型をしめる女子が座っていた。
「ギリギリセーフかな」
後ろの左端の席に着きホームルームが始まるのを待った。
チャイムが鳴りドアが開くと担任の教師が入ってきて挨拶をし始めた。
「今日から担任をすることになった齋藤凛子です、1年間よろしくね」
凛子は教壇の前に立ち、チョークを使い名前を書き始めにこりと笑い、今後の説明をし始めた。
「これから入学式があるから服装をしっかり整えてくださいね」
きちり整えられた生徒達の服装を対象に研一は第一ボタンを開け緩く締められたネクタイ、おまけに腰パンまでしている。
「そこのあんた、服装正しなさいよ」
話しかけてきたのは隣の席に腰掛けていた燃える炎のような赤髪にポニーテール姿の少女だった。
「へいへい、式の前までには直しますよ」
めんどくさそうに研一は答えた。
「いやいや、今直しなさいって」
納得することも無くアリアは答える。
「別にあんたに言われる指図はない」
「校則として厳禁よ」
問答無用の返答だ。
「そんなん聞いてない」
聞く耳もなく教師の方に顔を向ける。
「いい加減にしなさいよ、男子がそんな態度とったらどーなるか分かるわよね?」
微かに怒りの感情もこもったその発言と同時に魔術によって左手には火の玉が作られていた。
その光景をみた凛子は注意をし始めた。
「そこの2人、許可された時以外のホームルームや授業中の私語は厳禁よ?」
「すみません…」
「すんませーん」
アリアの後に続いて研一も謝罪をした。
「あんたが服装直さないから私まで怒られたじゃない」
怒りが冷めやまない中、気持ちを抑え研一の方をムスッと睨みつけた。
「んなの話しかけるから悪いんだよ」
全く反省する顔も見せることは無かった
「あぁぁぁぁ…とことん腹立つわね」
喋り告げた後ちょうどホームルームの終了を告げるチャイムが鳴った、同時に生徒達は廊下に列を作り並び始め入学式の入場の準備を始める。