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誰かのための物語  作者: 涼木玄樹
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あとがき〜第一の作者から〜

この物語の主人公は、今この絵本を読んでくださっている、あなたです。


あなたはこれから先の人生で、この絵本で言うところの女の子に出会うでしょう。


あるいは、今もうすでに出会っているかもしれません。




『女の子』とはつまり、『あなたを必要としている人』です。あなたは、誰かのためにがんばる力、その人のために自分にできることを探す力、そして勇気をもってその人を救うでしょう。



それは、間違いのない事実です。

なぜなら、この三つの力はイルカや白鳥、兎にしかない特別なものではなく、誰にでもある普遍的なものだからです。

もしあなたが「信じられない」と感じているならば、それは、その力が自分にも備わっていることにまだ気づいていないからに過ぎません。




思い返してください。あなたは、その三つの力をこれまでにも発揮したことがあるはずです。



幼い頃、具合を悪くした母親のために、自分のできることを探して、泣きながらも勇気を出して初めてのお使いに出かけたかもしれません。


あるいは、大切な人が誰かに傷つけられた時に、その相手に抗議しにいったかもしれません。


遠くで貧しい暮らしをしている誰かのために募金をすることだって、その三つの力によるものです。

 




これまでに、この物語の主人公があなただと言う理由を述べました。



これは、あなたの物語なのです。


私達からのささやかなお願いを聞いてくださる意志がおありでしたら、あなたの手で、この物語の続きを書いてくださいませんか。


別に本当にペンを取り物語を綴れと申し上げているのではありません。


あなたが誰かのために生きる生き方を選択し、人生を歩んでくださるだけでよいのです。




そうすれば、あなたの描く人生の軌跡そのものが、この物語の続きとなって誰かの心に残ります。



そしてその物語、つまりあなたの生き様に感動した誰かが、また同じような生き方を選択して新たな物語を描いてくれるでしょう。





 それが、私たちの願いです。私達はいつまでもお待ちしています。

あなたの書いた素晴らしい物語を読める、その日が来るのを。











この物語の第一の作者 

 

 日比野 立樹

 

 日比野 華乃





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