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39 変わらない運命
現実は、残酷なものだ。はじめ私は、病室の天井を見上げながら思った。
やっぱり、未来は変えることはできないんだと知った。
でも、それは悪い未来ではないと、今の私は思い直していた。
そういえば彼は、公園に私がいないことで、探し回ることになるんだ。
そして、かおるくんからあのノートをもらって、それをきっかけに記憶を取り戻す。
私の病状が悪化して公園に行けなくなることは、そのために必要な要素なんだ。
そう思うと、現状も受け入れることができる。私は、彼が来るのが本当に待ち遠しくて、しょうがなくなった。
記憶が戻った彼と、どんな話をしようかな。私は、考えをめぐらせた。




