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その隙間
好きなもの
夜のタンポポ
明日の約束
おろしたての靴
乾かしたあとの髪
呼び止める声
六限目の終わりのベル
粗方すべて
君は分かっているふりして
打つ相づち
時として平和
時として孤独
そしてその間をすり抜けて
何となく凪ぐ
何となく泣く
朝の河原
昨日のドラマ
期間限定のアイスクリーム
空色のブランケット
笑った時の目尻
放課後の閑散とした中庭
君は
そんなものを
並べ立てて
私は
頬杖をつきながら
微笑んでる
私たちは金色
揺らがない黄金
だから何となく凪ぐ
そして何となく泣く
片手間の相づちを
すり抜けながら




