7/13
涙とは違う
窓枠に張られた透明
貫いた青
風に揺すられた葉の
はらはらと
はらはらと
落ちる様を見ていた午後
小さく叩かれた肩
振り向き際に射した光
とまれとまれと
願った瞬間を
君は駆け抜けていく
泣いていたような
笑っていたような
呼吸のどこかで
挟んだしゃっくりのような
つかえを残して
焼きつけた
真っ白な背中
やわく傷つくことへの
ためらいを隠した
胸ポケット
手を付く
隔たれた透明
それでも貫いていく青
私の中で
いつもそれは
新しく
はらはらと散る
涙とは
違う速度で
涙とは
違う温度で




