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蝶々
わたしのこと
好きって言った唇は
どうやら蝶々のようで
あの子のリボンは赤い花
ほどいてひらいて頬を染める
終わったことは
どうでもいいと言ったわたしの唇は
どうやら蝶々のようで
あなたの蜜は底ついたまま
漂い漂い頬を濡らす
晴天の午後
暇を持て余した唇は
どうやら蝶々のようで
無責任な推測と憶測を交え
コイバナからコイバナ
痛まぬ胸で花を咲かす
乾いたそれも
潤ったそれも
どうやら蝶々のようで
ふわふわひらひら
頼りないふりして
飛び交っている探っている
わたしのこと好きな花はどれ




