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黒から白へ
僕の名前は「アキ」。僕はいつも黒い布で全身を隠しながら生きてる。目と手足以外だけ、ね。
理由は自分に自信が無いから。
なんとなく、周りの皆から笑われるんじゃないか
って思うんだ。
だけど、皆が僕を気味悪そうに見るんだ。陰口も言われるし。正直、辛い。僕だって、布を纏わないで生きたい。生きたいけど…怖いんだ… 誰か…
「誰か僕の気持ちをわかってよ!…ねぇ…!」
僕しかいないこの部屋で泣き叫んでも、誰にも伝わらない。涙が止まらなくて、苦しくて。
「でも…誰も僕の気持ちなんて、わからないよね」




