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オレン・フィーレントとミカーシャ・フィーレントの王宮内を探検

オレン・フィーレントがミカーシャ・フィーレントが結婚してから1ヶ月が過ぎた頃。オレンとミカーシャは王宮内を2人で探検していた。


―――――

――――――――――


「13年も王宮に暮らしてたのに知らないこともあるんだな」


「私は王宮内にいても基本的には一人でしたか。一人でいてもつまらないので王宮の外に出ることが多くなりました。ですが、今では何時でも一緒にいてくれるオレン様がいますから」


「それは良かった。今日は何処を見に行こうか?」


「今日は王宮内にいる騎士団さん達を見に行きたいです。いつもお守りして下さるのにお礼も出来ていませんでしたし」


「なるほど。じゃあ、行きましょうか」


ミカーシャとは何処に行く時も手を繋いでいく。これは、ミカーシャが希望してきた。俺も悪い気はしてないから手は繋いでいる。


「明日は私と仲良くして下さってる人を紹介しますからね」


「それは王宮の外というコトですね」


「その通りです。 皆さん良い人さんばかりですから」


「それは楽しみですね。でも、今は騎士団さん達の所に行きましょうか」


「はいっ!!」


―――――

――――――――――


騎士団さん達の所に行くと恐らくだけど団長らしき格好をした人がこちらにやってきた。


「これはこれは。ミカーシャ様とオレン様ではありませんか。騎士団に何か御用でも御座いますか?」


「いえ、今日来た理由はお礼をしに来たのです。何時も私達の護衛をして頂いてありがとうございます」


「俺もミカーシャと同じ気持ちです。護衛をしてもらっている期間は短すぎますが騎士団さんが居るだけで安心できます」


俺とミカーシャが護衛をしてくれているお礼を言うと団長さんは目に涙を浮かべていた。


「大丈夫ですか?」


「あ、申し訳ありません。これまで騎士団に居てから褒められることなどありませんでした。ですのでミカーシャ様とオレン様にそのような事を言っていただき嬉しく思っております。お二人の言葉を胸に騎士団一同頑張ってまいります」


「これからも宜しくお願いしますね」


「ミカーシャ共々宜しくお願いします」


それにしても騎士団の団長さんはイイ人だったな。出来たら、剣技の練習にも立ち会ってもらいたいな。


ちなみに、団長はミカーシャとオレンの言葉を他の騎士団員にも伝えるとみんな感動してしまった。こうして、ミカーシャとオレンは静かながらにも騎士団と言うでっかい信頼を知らぬ間に手に入れていた。

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