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オレン・ハングバートンの現状

俺はハングバートン家の5男坊のオレン・ハングバートンと言う者だ。ハングバートン家は中流貴族に属している。ハングバートン家の家系は父様と母様。上から長男・次男・長女・次女・三男。俺は三男に辺りハングバートン家で最も序列が低いことになる。でも、兄様や姉様に意地悪されたりとかはないし愛してもらっているとも思っている。でも、俺は5男坊なのだ。貴族としての価値は無意味に等しい。


そして俺にとってもっと残念なことがある。兄様や姉様には神様からの天物をもらった。長男のレトは知識を。次男のイエンは剣技を。長女のハフルは美しい顔を。次女のフラは長女と同じ美しい顔を。三男の俺には何もくれなかった。普通の知識と剣技と顔しかない。何に置いても普通の貴族としか言えなかった。いや、貴族とも言えるかも疑問になってきてしまう。


―――――

――――――――――


俺は朝起きたらする事はストレッチだ。5男坊の俺は家の仕事なんか手伝える事もなくて自分を鍛える事くらいしかない。後は上流貴族から下流貴族まで集まる舞踏会があるくらいだ。あんなの俺にとったらどうでもいい事だ。母様に強制的に連れてかれているが。忘れていたが俺の年齢は15になる。ハングバートン家では、長男と次男が結婚して子供もいる。


(子供が生まれてからというもの家族からの愛情もなくなってしまった。それはそれで悲しい気持ちもあるが仕方のないことだ。人は諦めが肝心なのだ)


ストレッチが終えたら朝食を食べに行く。ハングバートン家は執事を雇っているが俺にはつかない。ついても意味がないしな。というか俺は朝食の時間が嫌いだ。朝食を食ってる最中も子供の話ばっかりして俺の居場所なんて存在しない。


―――――

――――――――――


朝食を食い終わったらハングバートン家の図書館で勉強だ。ハングバートン家は代々本好きの家計で爺様の前の前の前の前の代から集めていて膨大な数がある。図書館は基本的に俺しか出入りしないから楽だ。気を使わなくて済む。


今日は俺には少ししか使えない魔法について書かれている本だ。俺は火を出す水を出す風を操ると普通の事しか使えない。魔法を使えない人にとっては凄くてもこんなの魔法っては言えない。そんな魔法を少しでもマシにする為に今まで集まった本を地道に見ている。


(子供が生まれる前なら色々と話も聞いてくれたんだよな。本当にひとりって何か辛いんだよな)


最初の方に諦めが肝心なのだとか言ったけど無理だよな。今までの行動が一切なくなる。それも前触れもなく。あぁ、何で貴族に何か生まれてきたんだろうな……。貴族って苦痛でしかないよ。今にとっては……。

何かオレン・ハングバートンが可哀想です

(´;ω;`)。゜(゜^ω^゜)゜。( p_q);_;(´;ω;`)

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