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オレン・フィーレントの妻であるミカーシャ・フィーレントは絶賛後悔中です

私は絶賛後悔中なのです。それには理由があります。オレン様が部屋まで来て今日はどうするか聞いてくれたんです。それをそれを……。その時はちょっと起きたてで眠たかったんです。頭がボケてしまっていたんです。ベットから出たくないと言う何時もなら言わなない理由で断ってしまったのです。


―――――

――――――――――


今は侍女さんと絶賛後悔中&反省会の真っ最中です……。


「起きてしまったことをクヨクヨしないんですよ」


「だってー」


「今回の事だってミカーシャ様が夜更かしなされていた事が発端なのでしょう。自業自得です」


侍女さんであるフィーチェさんがここ迄第五王女にズバズバと言葉を言えるのは第五王女であるミカーシャ・フィーレントを生まれた時から育てていたからなのです。


「私の好きな本があったんですよー。明日に読むのが待ちきれなくなってしまって。つい読んでしまったんです……」


「はーー。コレまでも何回も言った筈ですよ。夜更かし何てしてたら自分にとって大事な事を逃すって」


「うーー」


この物凄く残念な気持ちはどう表せばいいのでしょう。


「頭を抱えないで。起きてしまったことは起きてしまったんです。今はオレン様の帰りでも待ちながら本の続きでも読んでたらどうですか?」


「そうする事にします……」


―――――

――――――――――


2時間経っても帰ってきてはくれません。この待ってる時間に私は気付いてしまったのです。私はオレン様への独占力が強かった事を。従者のクレントさんがいても私以外の女の人と話すのは想像に出したくもありません。でも、例外は多少はありますけど…。


―――――

――――――――――


4時間経ってしまいました。私は不安でしかありません。どこか何かが起きてしまったのではないかと。良からぬ事ばかり頭には入ってきてしまいますよ。


「ミカーシャ。帰るのが遅くなってゴメンね」


心配になっていたらドアからオレン様が出てきました。


「ついつい、色々と見て、うわ…」


私は勢い余ってオレン様に抱き着きました。今までにしたかったけどできなかった分も含めて力込めてギューっと抱き着きました。すると、オレン様は私の頭を撫でながら、


「心配を掛けてゴメンな。今度は2人でゆっくり見に行こうな」


「はい!!!」


もう絶対にオレン様には離れません!!!!!!

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