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夢の続き  作者: 青山長英
初章
9/19

#8 愛を叫べ

お久しぶりの投稿です。

さあ、今回はどんな回になるのでしょうか。

今から書き上げる筆者もワクワクです。


ごゆっくりどうぞ。

 3人は空太の部屋にいた。それぞれお気に入りの場所があるらしく、

真涼はベットに、七海はミニテーブルの前に、空太は自分のデスクのイスに座っていた。

「さっそくだけど、俺はトイレに行ってくる。」

そう言って空太は2人を部屋に残してトイレに向かった。

が、なぜかトイレのドアノブを握ったとき気配を感じた。

振り返ると、真涼がついてきていた。

「あのーー、天夏さん?なんでついてきてんの?」

敬語で言ってみたが

「一緒について来てはダメですか?」当然のように失敗した。

「当たり前だろ!何言ってんだよ。俺にもプライベートってのがあるんだよ。」

「知らなかった・・・。」

「そう言うと思ってたよ。さっさと戻れ。」

そう言って空太は真涼を追い返した。

空太は真涼が部屋に戻ったのを確認してから蒸暑いトイレのドアを開けた。


 キィーーーと音を立てながら空太の部屋のドアは空太以外の人間によって開けられた。

「おかえり、真涼。」

「ただいまです。」

七海の頭の中には?がいっぱい浮かんでいた。

「どうしたの?」ベットに座ろうとした真涼に七海が聞いた。

「空太とトイレに行ってたの。でも空太は入れてくれなかった。」

「あ、当たり前でしょ!な、何で男子とトイレなんかに入ろうとしたの!?」

「そ、それは・・・空太の・・・か、かの・・・彼、女・・・だから・・・。」

白くてすべすべの真涼の顔が熱を帯びていた。

こんな真涼は初めて見たので七海はまともに話を聞いてなかった。

「あ、ごめん。今なんて言った?」

七海は本気で聞いてるのに、真涼は嫌味を言われているようだった。

「そ!ら!た!の!か!の!じょ!だ!か!らー!」

真涼は珍しく大声で叫んだ。その声は空太の家中、いや家の近所中に響きわたった。

もちろん、トイレにいた空太にも聞こえていた。

「そ、そんな恥ずかしいこと大声で言わんとって!」七海が関西弁で言った。

その後、空太の部屋には人が2人もいたはずなのに誰もいないように静かになった。


 ジャァーーー。バタンッ。空太はあんなことがあったので、急いで部屋に戻った。

すると、部屋には1人の女子がいた。七海だった。

「小寺、どうしたんだ?」

「どうもこうも御神くんも聞いてたでしょ?」

「あ、うん。」

「恥ずかしいのか何か分からないけど、天夏さんは飛び出して行っちゃった。」

「っっっっっっ!!」

空太は駆け出した。

家の中にいてますように、と願いながら玄関に向かった。

「よかった。」

見ると靴はまだあった。


 空太は玄関から一番近いリビングへ向かった。

部屋中を見渡す。居ない。でも、電気がついていたので空太はくまなく探した。

すると、真涼はテーブルに隠れて見えなった部屋の角にうずくまっていた。

「真涼!」

よほど恥ずかしいのか、無視された。顔も上げようとしない。

「天夏真涼!」

フルネームで呼んでみた。フルネームで呼んだのは、なんとなくその方がいいと思ったからだ。

予想通り、真涼は顔を上げた。

「なによ・・・。」

「そんなに恥ずかしいことか?彼女であることが。」

「人に言ったことなかったから・・・。」

「そうか。それなら今度からは大丈夫だな。」

「うん。」

真涼はやっと立ち上がった。

「よし!それでこそ俺の彼女だ!」

空太はその言葉を軽く言ってしまった。

「そ・・・空太・・・・今・・・のは・・流石に・・・・・・」

「え、あぇ?あ、ああああああーーーーー!!!!!今のは忘れてくれ!頼む!」

「無理よ。そんなの。この耳に残ってるもの。」

それもそのはず。普段、あんまり出さない声の大きさだったから。


 こうして休日が終わり明日から学校。

とうとう、このことが噂される、なんてこと考えてたら血液大炎上!

しかし、空太にはどうすることもできない。なぜなら友達が少ないから。


どうでしたか?

今回は集中しすぎて少し長くなってしまいましたが・・・(笑)。


明日から学校!空太は?真涼は?七海は?どうなるのって肩は

次話でお会いしましょう。

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