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夢の続き  作者: 青山長英
初章
2/19

#1 すべての始まりはここから

 この物語は主人公の日常を淡々と描いた作品です。

過度な期待はしないでください。

 東京のとある場所に「私立桜花学園」が聳え立っている。

在校生にしてみれば誇りであり、青春の象徴。


この物語は、そんな学園に在校している

『御神空太』を視点とした物語である。




 春。

 私立桜花学園に入学してきた空太。

性格はいたって普通。超ド級の凡人。凡人のはずなのに人見知りで友達も少ない。

やはり勉強は苦手ではない。凡人だからだ。しかし夢も目標も無かった空太は、

自分の居場所を見つけることが苦手であった。


 中学校から何もしてこなかった空太は、何部にも入らなかった。

日が経つにつれ同じ部の友達同士が仲良くなっていき、

空太の居場所はますますなくなってくる。


 「今日も終わったか。ハァー・・・。」

いつものようにため息をついて一人寂しく帰っていると

「ねぇ、御神くん。」呼んできたのは同じクラスの「小寺七海」だった。

空太は同じクラスの誰かと話したのはこれがはじめてだった。凡人のはずなのに・・・。

空太は動揺を隠せず「な、何だ?」と少しどもってしまった。

「御神くんは家コッチなの?」

「う、うん。」

「じゃあ、これから一緒に帰ろうよ。ね?」

「い、いいけど・・・。」七海は歩みをやめ、じーーーっと空太のことを見つめた。

「けど、何?!」

「何にもないです・・・。」

「これから仲良くしようね!よろしく!御神くん」

「こ、こちらこそよろしく。小寺さん・・。」

握手を交わし空太は少しドキッっとした。すると七海は

「小寺さんじゃなくて小寺か七海でいいから。」

「じゃあ、青山で・・・。」

「積極的じゃないな~空太は!」

「えっ!い、い、今、今、空太って・・・。」

「そうだよ。いいじゃん。」

「・・・」

「あっ私コッチだから。じゃあね、空太!」

空太はその日寝るまで七海のことを忘れられなかった。

しかし、空太は友達が少ないせいで大事なことを知らなかった。


                                         

                                     


これが始まりの始まりです。

これからも続いていきますのでどうぞよろしくお願いします。

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