ルール
発表されたルール。 アンドウは大切な人を殺し、守るGAMEのルールを発表した。生き返るのは だれだ!
会場へは目隠しをされて移動させられた。
タキシードの男二人に連れられ歩きながら、直人の頭は不安と悲しみと希望でいっぱいだった。
会場へついたときに 目隠しをはずされた。
あたりを見回すと 30人ほどの人たちが大きな部屋の中にいた。
つくりは先ほどの部屋とあまりかわらないようで、白い壁にかなり大きめのモニター、部屋の大きさはさきほどりかなり広めだ。
周りを見渡しながら涼也を探した。 すると壁の隅のほうにポツンと見慣れた顔をみつけた。
「涼也!!」
ビクっと驚きこちらを見る。
「な・・・直人! よかった!無事だったんだな!?」
どこから無事という言葉がでるんだよと涼也の天然ぶりにここにきてはじめて笑った。
少しほっとしたのかもしれない。
「どうやら、俺たち死んじまったらしい。なにかきいたか?」ときいてみたがやはり涼也もおなじような部屋で同じような説明しか受けてないらしかった。
するとおおきなモニターがとつぜんついた。
そしてあのちょびひげがあらわれ
「殺された皆様。 私、この裁きの説明をさせていただくことになりました。アンドウです。」
あのちょびひげの名はアンドウというらしい。
「では 皆様にルールの説明をいたします。まずここにあつまった32人は、この一ヶ月で運悪く殺された者たちです。この32人を4チーム8人に分けます。これは殺害側も一緒ですのでご安心ください。
最終的にはこの中の1チームだけ生き返ることができます。
ルールは簡単です。 現実世界にもどり大切な人を守ること。 八人の中から1人リーダーを決めその人の大切なひとを8人で守ってもらいます。」
はぁ!? どんなルールだよ!もしリーダーになったらと冷や汗が出てきた。
「守る側は殺害側から守らなければなりません。もちろん相手は武器所持。こちらは相手のリーダーを殺すかタイムリミットまで守らなければなりません。 さらに殺されたものは、たとえチームが優勝しても生き返りません。」
優勝!?どうゆう意味。そんなことを考えてるうちにアンドウはチームを発表しだした。
「第一班 青木涼也 田口誠二 国智宏 斉藤千夏 林知樹 桜井直人 小泉麗 山浦春菜。」
よくわからんが涼也といっしょでよかった!しかし・・・
「第一班 リーダー桜井直人 守るもの 岸原美咲。」
それを聞いたとたん 頭が真っ白になった・・
だが涼也は「大ジョブだ 俺が命に代えても岸原をまもってやるからさ。」
そんなことはさせない!おれが涼也も美咲もまもりきる!