新商品だよ
リディアは露店のテーブルを整えながら、これから並べる新しいポーションを眺めていた。
最初に売り出したポーションたちは予想以上に好評で、思わず嬉しさが込み上げてきた。
せっかくの機会だからと新たにユニークなポーションをいくつか作ってみたのだ。
ニコニコポーション、透明化ポーション、そして動物耳ポーション。
これらはすべてリディアの好奇心と冒険心から生まれたものだった。
特に、ニコニコポーションには自信があった。
気分が沈んでいる人にぴったりのユーモラスなポーション、リディア自身も笑いが止まらないほど楽しいものだ。
透明化ポーションは、街でひとしきり話題になることを期待していた。
誰かを驚かせるのにぴったりだし、使ってみたらどんな気分になるのかも気になる。
動物耳ポーションは、ほんの少しの遊び心を加えたもので、街の人々がどんな反応をするか楽しみだった。
リディアは、すでに並べていた治癒ポーションをちょっとだけ動かして、新しいポーションを並べるスペースを確保した。
どれもカラフルで楽しい見た目をしているが、治癒ポーションも並べておくと、安心する人もいるかもしれないと思ったからだ。
「さあ、これでどうかな…」
リディアは試しに大きな声で呼びかけた。
普段と変わらない笑顔で、通りかかる人々に向かって声をかけると、少しずつ人が足を止めて興味を示し始めた。
「今日は特別なポーションがいっぱいだよ~!ニコニコポーションで笑いをお届けするよ~!」
あっという間に、周りの商人や街を歩く人々が足を止め、何が起こっているのかと興味津々で見つめていた。
リディアは得意げにニコニコポーションを手に取って見せると、にこっと笑ってそのポーションの効果を説明した。
やがて、初めてポーションを試すという人たちが、笑顔を浮かべて一つまた一つと買っていった。
リディアは満足そうに微笑み、少し照れながらも心の中で叫んだ。
「うまくいった!」
その後も、透明化ポーションが試され、動物耳ポーションも人々の間でちょっとした人気を集めていった。
中でも猫耳に変化した男性商人が「あれ?なんだこれ、すごいな!」と驚いていたのが面白かった。
何気ない笑顔とともに、ポーションたちはどんどん売れていった。
意外なことに、とりあえず並べていた治癒ポーションも買っていく人がいた。
リディアの露店は、今では街の一角でちょっとした注目を集める存在となり、カラフルで愉快なポーションが多くの人々に愛されていた。




