ひよこエプロン
リディアはギルドに薬草を納品し、報酬を受け取った後、宿屋へと戻った。
少し疲れた顔をしていたが、胸の中にはワクワクとした興奮が満ちていた。
あの新しい薬草を使って、ついに新しいポーションを作り上げたのだ。
「どんなポーションになるか、楽しみだな!」
宿屋の客室に戻ると、リディアはひよこ柄のエプロンを腰に結び、薬草とポーションの材料を広げた。
小さなテーブルの上に並べられた瓶と瓶を見ながら、リディアは心の中でレシピを確認した。
新しいポーションは「色変わりポーション」と名付けられた。
その効果は、飲んだ人間の肌や髪の色を数時間だけ自由に変えることができるというものだった。
「これ、面白い!誰かお祭りの時に使ったら、きっと目立つだろうなぁ」
リディアはにっこりと笑いながら、薬草を混ぜ合わせ、ポーションを作り始めた。
今回は色変わりのために必要な成分を慎重に調整した。
色が鮮やかに変わるためには、少し特別な材料が必要だったのだ。
瓶の中で、色とりどりの液体がゆっくりと混ざり合っていく。
最初は透明だった液体も、次第に虹のような色合いを帯び始め、まるで魔法のように美しく輝いていた。
リディアはその様子をじっと見守りながら、ポーションが完成するのを待った。
「できた!」
ポーションが完成した瞬間、リディアは小さく声を上げ、満足げに微笑んだ。
色変わりポーションが、透明な液体から美しい虹色の液体に変わったのだ。
リディアはワクワクしながら、そのポーションを手に取った。
少しの間、迷った後、彼女は意を決して自分で試してみることにした。
「うーん、どうしようかな…」
少し考えた末、リディアはまず髪の色を変えることに決めた。
瓶の口を開け、少量のポーションを飲み込むと、瞬く間に彼女の髪の色が変わり始めた。
最初はほんの少し青くなり、次第に鮮やかなターコイズブルーの髪に変わった。
「わあ!すごい!青い髪って、こんなにきれいなんだ!」
鏡を覗き込んだリディアは、自分の髪がまるで宝石のように輝いていることに驚きながら、笑顔を浮かべた。
何度も髪をかき上げながら、彼女はその新しい自分を楽しんでいた。
次に、肌の色を変えることに決める。再びポーションを飲み、今度は肌の色を赤くしてみた。
数秒後、彼女の肌はピンク色に染まり、まるでお祭りの衣装のような華やかさを持った。
「これも面白い!色を変えるだけで、こんなに気分が変わるんだ…」
リディアは鏡の前でぐるぐると回りながら、自分の新しい姿を楽しんだ。
このポーションは、特別なイベントやお祭りで使うにはぴったりだと思った。
彼女の笑顔はますます広がり、アイデアがどんどん浮かんできた。
「これなら、みんなきっと喜ぶだろうな!色変わりポーション、次の露店で売ってみよう!」
リディアは興奮しながら、次の商売の準備を始めた。
色とりどりのポーションが並ぶ日を想像して、胸が高鳴る。




