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こどもだけのくに  作者: 桜江李彩子
8/9

八日目

 朋輩(ほうばい)に反対されました。


 確かに心があれば苦しんだり悲しんだり憎んだりして醜い争いをする。

 だけど、心がなければ楽しいとか嬉しいとか幸せだと思えなくなる。


 と言われました。

 正直よく分かりません。適当にうなずいてやり過ごしました。

 この部分見られたら怒られそうだな。

 見られる予定がないから大丈夫だけど。


 ただ最後に言われた一言で心を無くす計画はなしにしました。

 観察がつまらなくなるのは嫌なので心はあった方がいいようです。


 朋輩(ほうばい)のところへ行ったついでに五人について話しました。

 助言をもらいました。


 五人のうち特にノワは深いトラウマというものを持っているので少しずつ傷を癒してあげなさいと言われました。


 傷というのは、体の傷のことじゃなくて心の傷らしいです。


 見えないものをどうやって癒せばいいのかと聞くととにかく楽しいことを一緒にしろと言われました。


 楽しいことってなんでしょうか?


 それも聞いたけどそれは自分で考えろと言われました。

 わかんないから聞いてるのに。


 帰ってからノワ以外の四人に楽しいことについて聞きました。


 ルートは演奏することと答えジャンナは薬を作ることと答えました。また、アンは空を飛ぶことと答えフランは歌うことと答えました。


 余計混乱します。


 迷った結果、ノワにも翼があるので双子であるアンに飛び方を教えてあげるよう頼みました。

 しかし、ビクビクして今日は練習どころじゃなかったようです。まず、ヒトに慣れるということが大切だとアンに言われました。


 アンがノワと接触してる頃、ルートとノワは二人で楽譜というものをあさってました。それらは楽器と一緒に貢ぎ物としてきたものです。

 線がたくさんあって丸みたいな模様が書いてありました。

 私はどの時間軸、どの世界線であろうがそこに意思が存在しないすれば言葉も話せるし、文字も読めるます。

 ということは、楽譜には意思が存在しないということなのかな? でも、二人はそこになんて書いてあるか分かっているようでした。謎です。


 四人がそれぞれ固まっていたので今日はジャンナといました。

 ジャンナは薬作りが得意だったので聞きました。

 ビクビクしなくなる薬は作れるかと。

 寄り添うことが一番の薬だと言われました。寄り添うとはどういうことなのかよくわかんないけど寄り添ってみます。


 けど、質問が終わると近くに居るのにずっと何もしゃべらないでいました。

 というのも会話というものがよく分からくてどうすればいいか黙って考えていたからです。


 しばらく無言で隣にいました。

 かなりたったときジャンナが自分の話を話し始めてくれました。


 ほとんど知ってることでした。

 でも黙って聞きました。


 昔話を書くと長くなりすぎるので他の子とまとめて別のところに書こうと思います。

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