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こどもだけのくに  作者: 桜江李彩子
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二日目

 今日は忘れず日記を付けれました。三日サボると坊主になるとどこかで聞いたことがあります。

 坊主にはなりたくないので頑張って続けたいです。


 今日の報告事項です。


 お告げで注文した服がきました。

 子供用って言ったのに大人用のが届きました。しかも一つだけ。上に羽織る用の黄色いスケスケの服でした。


 さすがにスケスケの服を渡すわけにはいかないし捨てるのももったいないので私が着ることにしました。


 きっと大人用しか届かなかったのは、正確な大きさと服のデザインを言ってなかったからだと思います。

 だから、みんなの体の大きさを測ってそれぞれに似合いそうな服を街で見つけてきました。

 大きさはもちろんお店の名前と服の具体的なデザインの情報を今日のお告げのところで言いました。


 ちゃんと服が届いた日には、持ってきてくれた人とお店の人に幸せを運んであげようと思います。


 それから子供たちについてです。


 まだちゃんと名前を聞いてないのでなんて呼んでいいかわからないです。

 それに名前がない子がいるのでますますなんて呼べばいいかわかりません。


 もし、呼ばれて欲しい名前がないのなら私が付けてもいいかな? 早くみんなと仲良くなりたいなあ。


 それから私、やっと姿をとることにしました。

 みんなと同じ子供の姿です。

 目と髪は黒にしました。特に意味はありません。強いて言うなら誰とも被らない色だったからです。

 服はスケスケと中にてぃーしゃつとずぼんをはくことにしました。

 長い方がいいかなと思って髪を身長より長くしたけど邪魔でした。なので、肩ぐらいまで短くしました。


 これでみんなの警戒心が解けたら嬉しいです。


 あと、早く服が届いて欲しいです。

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