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オイが金に物を言わせて頑張る  作者: ウドン9191
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6

オイは闘技大会の予選会場のコロシアムに立つ

いよいよ大会参加これから出会う強敵に心躍らせる


 一戦目は大剣使い

全身を金属製の鎧で身を包み威圧的構える

動きが鈍いので

連続突きで反撃の暇を与えず勝利した

この調子で本線参加したいものだ


 二戦目は魔術師

木の棒と灰色のローブの組み合わせ

どちらも中々の代物だ

風の魔術でオイとの距離とり

詠唱し氷と風の複合魔術で攻撃

ビュウビュウと風が音を立て身体を凍てつかせる

オイは魔導強化を剣に込め切り裂き

突撃突きを仕掛ける

「なっ」オイは己の迂闊さに後悔する

咄嗟に魔道強化で抵抗力を上げる

相手は無詠唱で氷の魔導発動させる

「奥の手まで」

相手も焦っている

オイは身体の表面は徐々に凍りつき

敗北が近づく

「まだだぁ」

オイは咄嗟にストレージから紐を取り出し

魔導強化付与で叩く相手の身狩り人形が壊れ

オイは勝利した


 なんだか三戦目の舞台が騒がしい

「あれ」

「やっぱり」

「なんで」など

オイの次の対戦相手に皆の興味奪われているようだ

オイは対戦相手見つめ納得する

「なるほどこれは勝てない」

頭まで覆う外套を身にまとう大男その強さに心躍る


 試合開始の合図前に語りかける

目の前には中肉中背で黒髪の目つきの悪い

貴族服に身を包むみ妙にそわそわしている

「オイ殿は何を求めて大会に参加を」

「求めるものは。適度な実力を持った強敵を」

「なるほど」

丁度開始の合図か

開始と同時に離れ風魔術を叩き込む

「剣で切り裂かれたか」

気の巡回と魔の肉体強化併せている

気で魔を導く魔導強化それを剣にも肉体にも

使えるだけでなく途切れることなく


 オイは外套纏う大剣使いを如何にして本気させるか悩む

開始から様子見で此処のまま終わる危険性も有ると踏んでいる

「実力差は明らかだからなぁ~」

何度目か風魔術切り裂くき

外套が消える

「後ろいや上」

ゴッと大剣が音たて通り過ぎる

「ギリギリですか」

オイはにやりと笑い

「本気出してください」

「いやですよ。すぐ終わるのは勿体無い」

大剣が地面に溶け込む

魔導強化込めた剣で受け止める

「良く分りましたね」

「大体何でも見れば分るように特訓受けましたから」

「なるほど先人の知恵ですね。素晴らしい!」

オイは素早く突く

「次元系ですか」

「そうそう切りたい物選べるから便利なんですよ」

外套は避け横に振り回す

グォンと風を切り裂き迫る

「でも魔力込めた物透過出来ないですよね」

この横ぶり防御不能なので後ろに

「防御不能と勘違いする方多いのも便利なてんです」

外套はすべるように滑らかに前に

「覚えてみませんか」

縦ガッ縦キィ下からなに一番はやぁ

ぎりぎり避ける

「縦横無尽ですね」

「オイ殿は更に早い縦横無尽を知っているのでわ」

外套は兎に角楽しそうだ

オイは勝つために力を込める

「次で終りですか」

外套は脱力し下段に大剣を構える

「残念」

オイは得意とする突撃突きを繰り出す

ゴゥと轟音と共に外套に迫る


 気が付けば身狩り人形が壊され

オイは負けていた


 外套改めアッシュさんは柔和な笑顔浮かべ

「オイ殿また遊びましょう」

二人は握手を交わしている

「またよろしくお願いします」


 オイは予選敗退した



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