表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界でCamp  作者: ぽぷねこ
43/46

8-2

 ♢♢♢8-2

 最近はいつも喫茶店で朝食を摂っている。昨夜はクロバさんが俺のところへ来て夜遅くまで絵を描いていた。絵を見ると「さん」と言うより「ちゃん」なんだよね。でも、熱心なところはいいと思う。絵は年齢的にはまだまだだけどね。それもしょうがないよね。今まで、封印されてたからね……。昨夜のことを思うとホンワカとした気分なり、独り笑いしてしまった。

 さあて、朝食でも食いに来ますか。


 喫茶店に入るとパチンと言う音が聞こえた。音の方向を見るとガオーさんとプーさんが将棋を指していた。覗いて見ると伯仲していて結構面白い展開になっていた。悪手、好手、如何で勝負が一転しそうだ。

 ガオーさんが考えた末、詰めろに出た。うん、これはいい。受けが無いな、ガオーさんの勝ちか。

 プーさんが暫く考えてから指した。

(最後の足掻きだな)

 そう見ていたのだが、意外と手が進んでいった。あれ、あれれ、驚いたことに詰みです。ガオーさんが「やあ、また負けた」と、悔しがっている。

「プーさんって、強いんだ」俺が尋ねると、ガオーさんが「一度も勝ったことないよ」と、また、駒を並べようとしている。

 俺が離れるとプーさんが「スイさん」と、声かけて追いかけて来た。

 プーさんが俺の隣に来ると、ちょっと恥ずかしいようなそぶりしてから「あのう、うちの子の洋服とか下着欲しいんだけど、頼めるかな」

「ああ、いいよ。それじゃ今度、採寸しよう」そう言えば最近あの子達見てないなあ、タンポポちゃんとスミレちゃんか、ちょっと楽しみかも。

(あっ、そうだ。ここでも衣類置こうかな。あっちの衣類けっこう人気あるからな)


 朝食はいつもこれだ。グラタンとクロワッサン、サラダにコーヒーのモーニングセット。これが美味いんだなぁ。

 食事を終わった後、ホームセンターの方へ顔を出す。こちらも暇そうにしているので、店を閉め、客が来たら開けることにした。

 ガオーさんにも週2回くらい車を出して送り迎えするから、その日だけ村の人に買い物に来るよう言ってくれと、お願いした。

 ガオーさんは、空返事してそれどころでは無いようだ。見ると、プーさんの王手飛車取りにどう対策したら良いか悩んでいるようだ。

 みんなが集まった所で、スイカを出して見た。様子見していたので、俺が最初に手をつけると、みな真似して手をつける。途端に手が進み、結局、2個食べてしまった。後、高級メロンがあるのですが、これはまたの機会ってことで。

 食べ終わると、また、ガオーさんたちは将棋を始めた。俺も見学したが、なかなか様になっている。将棋は好きなのと聞くと、村ではみんなやってる。ちょっとしたブームだな、とガオーさんが教えてくれた。それじゃ今度将棋大会でもしよう、に、ガオーさん、プーさん、大賛成です。

 女子たちは部屋に行って画材を持ってきて、ここで絵を描くようだ。みんなやる気満々で、発表会が楽しみです。

 そんな光景を見ているシロさんの顔が、とても幸せそうに見えたのは俺の気のせいでしょうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ