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異世界でCamp  作者: ぽぷねこ
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7-3

 ♢♢♢7-3

 今週いっぱいは準備で大忙しです。何が、といいますと、俺たちの家の一階フロアーを、お店にする準備をしています。

 みなさんには、ミーアさんを中心に準備アンド勉強会です。

 それで俺はというと、あっちの世界へ行って来まーす。


「おう、あんたかい」例の店に入ると、いつものところに店主が座っていた。

「久し振りです」俺は店主に挨拶をして物を出す。何時もならここでくるはずの人が来ない。なんだか拍子抜けだ。俺はお金を受け取り出ようとした時、店主から声をかけられた。

「お前さんとよく会う人いただろう。当分の間、姿を消すと言っとった。ほとぼりが冷めたらまたくるからよろしくと」

「なんで俺に?」

「さあな、何でもお前はラッキーボウイらしいぞ。こんど会ったら聞いてみな」それだけ言うと、店主は何事もなかったように仕事を再開した。


 それから三国堂へ。

「ちーす」何時もの軽い挨拶。

「おう、あんたか」やっぱ三国さんいい人だ。

「どうです」

「うん、全部売れたよ」

 ちょっと心配していたからホッとした。これで堂々と渡せる。

「前回のものと同じもの5点ずつ持って来た。お願いしてもいいかな」

「おう、いいぞ。こちらも儲かるからな」

「それと、これ」と、バイオリンを出す。

「作ってみたんだ、見て欲しいのだが……」と、バイオリンを三国さんに渡す。

 三国さんは、受け取り隅々まで確認した。

「へー、これ凄いな。つなぎ目がまったく分からない」

 魔法で作りました、なんて言えるわけない。

「そ、そうですか。はっははは」笑いでごまかす。

「うん、一度見てもらおう。いくら作りが良くても、音が悪ければ本末転倒だしな、私の知り合いに、バイオリン出来る人がいるからその人に 見せてみるよ」

「そうですか。お願いします」挨拶して、お店を出た。


 車を走らせていたら画廊兼画材店が見えたので中に入ってみることにした。

 わあ、いっぱいあるなあ。そう言えば俺、学生の時、美術部だったんだよな。当時、お金無くってさ、アクリル絵の具も買えなかったし、もっぱら水彩絵具使ってたな。油絵具憧れるよな。……ちょっと想像して見た。

 ーーテントを張り、その前でキャンバスを立て絵を描く。川の流れ、雲の動き、その瞬間を……。

 よし買おう。


 帰ってきたら看板が立っていた。こちらの文字を少しは読めるようになったが、よく分からないので聞いてみた。

『ミクミサの店』って、書いてあるとミーアさんが教えてくれた。どういう意味?、と聞く。みんなの名前の最初の一文字だそうだ。あれ?そうると俺の名前がないけど……。

 心配しないで、そう言って、俺を連れて行く。着いたそこのドアには『スイセントイレ』と書いてあった。

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