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異世界でCamp  作者: ぽぷねこ
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7-2

 ♢♢♢7-2

『名探偵ルパン8世』を読んでいたら、いつのまにか寝ていたようだ。下の方が騒がしいので目覚め、何事だと、一階の方へ下りる。みんなが外で上空を見ている。俺も外へ出てみんなに倣う。

 ドラゴン!、それもかなりデカイ。上空でホバリングしている。遠くからもう一体飛んで来た。

「あ!、ママ」サキリさんが叫ぶが、俺たちには全く区別がつかない。

 二体が接近したと思ったら消え、地上に二人が人の姿で立っていた。サキリさんが手を振り「パパ、ママ」と、言ってかけて行った。


 俺とテーブル越しにサキリさんを挟んで両親が座る。ちょっと離れたところに二人が座り、ミーアさんはキッチンでお茶を用意してくれている。

 ミーアさんが三人の前に水羊羹とお茶を出す。

(あれ!、俺確か、四人分出したよな)

 俺が視線をミーアさんに向けると、口がモグモグしている。食ったな。

 まあいいか、お茶を啜ると今度は右方向からの視線を感じる。振り向くとみんな涙目になっている。おあずけされたワンコか?。

 はーと、一息吐いて、みんなにも出す。ついでにお菓子用の皿に最中を乗せて、サキリさん達の前に出す。これも好評で結局みんな食べた。

 うん、こうして美味しそうに食べているのを見ているとこちらも気持ちいいし嬉しくなる……。それはいいんだが、この人達、何しに来たんだ。

 食べ終わったところで、ようやく本題に入ってくれた。

 俺の左斜めに座る父親が「私がサキリの父エンマといいます」

 人としてみるならば名前と裏腹に俺より若く、爽やか系の好青年に見える。有名人いうならば20歳くらいの三浦◯和に感じがよく似ている。

 すぐに右斜めに座る母親が「私は母のサキエといいます。よろしゅう」

 こちらは小柄であるが、均整のとれた顔立ちが、気品のある美人といった感じだ。和服を着ているせいか京美人に見える。街で歩いていたら、みんなが振り向いて見てしまうほどの美女なのだが、声をかけずらいというか、近寄り難い存在だ。歴史上の人物で例えるなら、イメージ的に「楊貴妃」と、いった感じだと思う。あくまでも私感であるが……。

「俺は、オキタ・スイです」と、簡単に挨拶した。俺が挨拶をすると、二人とも「おう!」と小声で驚く。「はて、なんで?」の疑問はエンマさんによって説明された。

「うちの娘は、大きくなったらスイのお嫁さんになるの、と口癖のようにいつも言っていたから驚いたよ。まさか本当になるとは」

(あれ?、もうすでに決定事項。サキエさん、なんか言って)俺の心の声が通じたのか、サキエさんが「末長くよろしゅうお願いします」と、締めくくった。

 この後、昼食にピザを何種類か出した。みんな食べたことのないものばかりで、美味しい、美味しいと楽しい食事になった。

 エンマ夫妻も十分に楽しんでくれたようだ。また、遊びに来ようと言って、黒龍になって飛び去った。

 2対の黒龍が空を飛ぶ姿は壮観で、ラノベファンでなくても感動ものでした。

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