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「はい、これ」ミーアさんからカレンダー渡されました。なんかいっぱい丸がついているけど、何だろう?。
(あ!、7日に一回丸が付いていない。それに、丸の色が赤と黒の2種類あるけど何だろう?)
あ、それね。赤が私で、黒がミニドリオさんよ、頑張ってね。と、意味深な笑いを浮かべる。で、こうなったわけだ。
俺、死ぬ。絶対死ぬ。精も根も尽きた。このままだと「燃えたよ、まっ白に」という『あしたのジ◯ー』の名シーンになってしまうぞ(ちょっとかっこいいけど……)。へたすると腹◯死するぞ(男のロマンだが……)、何とかしなければ、何とか……。
「これは何ですか」ミーアさんが不思議そうな顔して、俺がしていることを見ている。
俺は説明書を見ながら接続して、(これでいいんだよな)スイッチオン。
「おー」みんなが驚いている。
32型液晶テレビに『スーパー◯リオ』のOPが映る。俺がコントローラー使っていると、みんな興味津々。
(しめしめ、みんな見てるぞ)そこで、やってみるか、と聞いてみる。
「おう、やるぞ」ガオーがやりたさそにしていたが、俺は無視して、女子たちにコントローラーを渡す。女子たちがキャッキャ言いながら楽しそうに遊びだす。
ガオーが「何で俺ダメなんだ」と、涙目になっている。本気で泣くな!。
俺はテーブルの上に将棋セットを出し、ガオーさんに説明した。
「ダツエよ、約束の時が近いぞ、忘れるな」
「……」
「どうした返事がないぞ」
「ホウカイ様……」
私はなんて重荷を娘に背負わせたのだろう。
私は、生まれた時から呪われた運命を背負わされていました。それを知らされたのは私が10歳の時だった。父が打ち明けた話はこうです。
「ダツエよ、お前は10歳で死ぬ運命だった。だから、10歳になったお前に話す事がある。私はお前の運命を変えてもらった。その代わりに、お前に娘ができた時、その娘を32年後に差し出すと誓った」
私はそれを聞いた時、一生結婚しないと、男と関係を持たないと、心に誓いました。ケンエと出会うまでは……。
ケンエは旅人で、暑い夏の日に、この村へやって来ました。ケンエは私が見たどの男性とも違って見えました。不思議な人だと思って見ていましたが、気がつくといつも彼を見ていました。それが、好意であると思った時はあと戻りできなくなっていました。私は恋に落ち、ケンエも受け入れてくれた。そんな二人に子供ができるのは、自然な事だったと思います。ただ、産まれた子が女の子だったことが、私の愚かさを、軽薄さを悟らせてくれました。
私はこの子を人身御供としたのです。自分の欲望の代価として……。
私は全てをケンエさんに話しました。ケンエさんは少し怒ったようですが、私が泣きながら謝ると、そっと頭を抱いて、何とかしようと言ってくれました。
私たちはこの子を、四つ葉のクローバーから取って『クロバ』と名付けました。本当に幸せになって欲しいと、私たちは思ったのです。
クロバは日に日にすくすくと成長していきました。いずれはクロバも恋をするでしょう。それは彼女に取っては辛いことになるかもしれません。私はケンエさんの勧めにより、クロバの精神と成長を封印することにしました。
結局何の解決もないまま、その日がやって来ました……。




