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みんなに皿と焼肉のタレを、ミーアさんに任せている間に、焼肉がこんがり焼けた。クロバちゃんお願い、と頼むととても嬉しそうに持って行く。
(クロバちゃん、可愛いな、良い子だな……)見ているとホッコリとした感情が湧いてくる。
またクロバちゃんが皿を持って来る。これではクロバちゃん食べれないだろうと、俺はとっておきのやつを、アーンと言って、口を開けさせたところへ、お肉を差し出した。
クロバちゃんはパクリと食べ、身を震わせながら、美味しいとニッコリ。
「これは、クロバちゃんのだから、座って食べなさい。それとこれ」俺はクロバちゃんに、イチゴミルクを差し出した。
「おーい、こっちにくれ、あとビール」あの野郎には天罰を、
「ここからはコインで交換です」するとシロさんが、お願いと言って、500円を出した。
(なんて良い人だ。今からでも遅くないですよ、あんなロクでもない亭主と別れ俺の嫁になってくれ)出かかった言葉を飲み込み、シロさんにビールを渡す。
楽しい食事は、みんなの絶賛と満足でお開きとなった。
俺はソロキャンプしかしたことないが、こう大勢でするのも良いかも……。
テント内へ入ると、俺はミーアさんにお風呂を勧めた。
クロバちゃんはダツエさんを誘っている。結局4人一緒に入るみたいだ。
俺はジーッと見ていた。
俺はジーッと見ていた。
俺はジーッと見ていた。
何で覗きに行かないんだよ!、俺は痺れを切らして逆ギレした。
え!と驚いた顔して「俺を何だと思っている」
「歩く変態親父」
ガオーさんが、何この人、今までそう見ていたのか、とでも言いたそうな驚きの顔をして
「カミソウズカのケンエといえば、この世界で5本の指に入ると言われている戦士だぞ、その妻に何かしてみろ、命がいくつあっても足りんわ」
結局ガオーさんはただのヘタレだった。
朝、珍しく早起きしたがもうすでにみんな集まっていて、俺を見つけたダツエさんが早速話かけてきた。
支払いは砂金がないのでこれでどうですかと、キラキラ光るガラスのようなものを5個渡された。これ何だろう?、ダイヤモンド?まさかねー、貸しにして置くのも、後々のことを考えると有利になるかな、これでOKにした。
「お酒やケーキが欲しい」と、シメタ!、この前の仕返し、交換はこれと同じもしか出来ませんと、ニヤリとした。
(ザマーミロ、悔しかったら出してみろ)心の中であっかんべーしてやった。
ダツエさんはというと、そうなのと気の無い返事して、アイテムボックスより、袋をひとつ出した。中身を見ると日本の硬貨でいっぱいだ。
「え!……」と、その後の言葉が出ない俺に
「これでいいかしら」と余裕のダツエさん。
結局全ての嗜好品を持って行かれた。
何、この展開、またやられた?、この女狐に。
ダツエさんはこ満悦で帰って行ったが、そういえば、帰り際に意味深なことを言っていたな。
「クロバはね、火と雷の魔法が使えるのよ。攻撃系の魔法としては、かなり強力よ」何のことかわからなかったので「はあ」とだけ曖昧な返事をして、別れの挨拶をした。
その一言が、後に重要な意味をなしていたのだが、いまの俺には知る由もなかった……。




