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異世界でCamp  作者: ぽぷねこ
22/46

4-3

 ♢♢♢4-3

 俺は、この村は不健康だと思う。

 男も女も仕事をするでもなく趣味に没頭しているでもなく、ただ、ダラダラその日を生きている、そう感じられる。宝クジ1等当選者の人生みたいだ。俺はこの村に革命を起こそうと決めた。


 俺はみんなの前で、コイン(円)の導入をすることを発表し、これにより、嗜好品はコインでのみしか交換できないことにした。

 まだ気づいていない人に、コインを見せ、これでしかお酒やケーキ等は交換しませんと言った。

 やっと、気づいた人たちに動揺が走り、どうすればそれを手に入れられるか聞いてきた。

 その条件

 1)労働の対価として支払う。

 2)俺が買い取ったものは、このコインで支払う。

 コインの価値だが、あちらの世界の10倍の価値とした。これだと損することになるが、砂金での儲けが大きいので、大損って事はないだろう。

 俺は早速、夕方ミーアさん、シロさん、クロバちゃんを呼んで、本日の給料五百円玉2枚づつ3人に支払った。

 3人が不思議そうな顔をしていたので、おにぎりを作ったり、お店を手伝ってもらった労働の対価です、と言うと大喜びで、明日も頑張りますとみんなガッツポーズまでした。

 それからすぐにケーキのおねだりがきたので、作っていたケーキの価格表ファイルを渡した。

 3人がきゃっきゃっ言って、写真を見ながらどれにしようか話し合って、楽しそうだ。これが労働でコインを得るということをみんなにわかってほしいものだ。

 仲間はずれのガオーさんは、俺はビールと焼き鳥がいいなと言っているが、聞いているものは誰もいない。


 次の日からコインを欲しいと思う人たちが相談しに来るようになった。

 俺は、何が出来るか何がしたいかアンケートを取って、方向性を決めることにした。

 大別すると女性は料理や縫製関係がしたいようだ。男性はというとはっきりした事は言えず、何かをしたいようなことを言っている人が多かったが、具体的なことは言えない。それはそうだろう、やることがあるならとっくにしていただろうし、ダラーっとした生活をしていないだろう。

 取り敢えずヒントになりそうなものを探しに、あちらの世界へ行った。


 夕方帰って来るとダツエさんが来ていた。ダツエさんは先日のような悩殺スタイルではなく露出の少ないノーマルな服装だ。それを見ると計画的だったことがわかる。俺はまんまと引っかかったわけで、まさに女狐だな。

 ダツエさんは、俺と入れ違いで来たそうだが、今日は遅いから泊まって行くと言っているので、その準備をすることにした。

 クロバちゃんのところへ行って、今まで使っていたエアーベットを、持って来たベットと交換、ついでにソファーベットも空いてる場所に置くことにした。

 クロバちゃんは、新しいベットが気に入ったみたいで、ベットの上でピョンピョンしている。やっぱり子供だな。年齢ごまかしていないか?。

 ついでに俺たちのベットも交換する。キコキコ軋む音が気になりますからね。

 準備が終わると、夕食は外でバーベーキューをしようと提案した。みんなは??だったが、絶対に楽しくてうまいから、と俺が強く言うとみんな納得してくれた。

 真っ暗になる前に準備。

 テーブルと椅子を並べる。

 ランタンの準備、まずは燃料のホワイトガソリンを8分目入れる。俺の使っているランタンメーカーのジョウゴは8分目まで入ると自動で止まる優れものだ、止まるまで気にしないで入れる。何で8分目?、それはね、空気の層がないと、ポンピングといって、燃料の噴出のための空気加圧が出来ないからだ。理想は空気2:燃料8なんだよね。

 次はランタン用のスタンドのセットだ。この辺がいいかなと位置を決めていると、ミーアさんとクロバちゃんがお預けしているワンコ状態になってこちらを見ている。僕がスタンドが倒れないようにペグを打ってと言ったら、すごく喜んでいた。

 さて、テーブル用の明かりも出しますか。俺、色々集めているけど、使ってないというかバイクだとどうしても持ち物に制限があるので、使うチャンスがないまま箱入り状態のがいくつかあるんだよね。ということで、電池式のランタン、目に優しくて、クラシックなムード満点のやつを3個出し、テーブルに置く。

 バーベキュー用のガスグリルを準備したところで、クロバちゃんにみんなを呼んで来るようにお願いした。


 ガオーがいつになく真面目な顔をして腕を組んでいた。

 ダツエが言葉を続ける。

「我々の意向といたしましては、まだあの子のふ……」そこで、言葉を中断した。

「母上、準備ができました」クロバの声が重なったからだ。

 それじゃ行きますかとガオーが言い、この話は中断のまま終わりとなった。


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