えぴちょーど1-2
あれおかしいな
更新が一年以上ぶりだ
あ、ちなみにイレギュラーはシードに改名です
てへっ
そうして仲間を増やしていく。
何ために生まれ、何のために増殖を続けるのかは現時点では全くの不明である。
ただ一つわかること、それは。
寄生された場合、普段通りの生活に戻ることはほぼ100%不可能だということだ。
寄生部位にもよるが、基本的には体に侵入した後、脳へと侵入、支配する。
ただでさえ凶暴性が増し、手が付けられない状態の人間を手術台に乗せ、繊細な脳からシードを摘出するのは簡単なことではない。
というよりもほぼ不可能だ。
つまり、先ほど『普段通りの生活に戻ることはほぼ100%不可能』という風に言ったが、率直に言えば致死率ほぼ100%ということだ。
なぜなら、寄生された人間を止めるには、殺すか、あるいは過剰な肉体の酷使によっての衰弱死くらいしかできないからである。
だがしかしある特定の行動を起こした場合にのみ、この致死率ほぼ100%という数値は変動する。
その行動とは、その人物が一番大切に思っている人物を、その人物自身が殺す、ということである。
シードは脳に寄生した後、何らかの方法をもってして宿主が心の底から愛している人物を特定する。
それは家族であったり、恋人であったり、ただの友達であったり、様々だ。
そしてその人物を殺すと、イレギュラーは宿主の体の中から消える。跡形もなく。
結果的に宿主は自我を取り戻し、寄生中の行動によって、軽度なもので筋肉痛、重度なものになると手足の麻痺や、植物人間となる。
最悪の場合そのまま死に至るが。
ただ、運よく生き残ったとしても、上気の様々な後遺症に合わせて、意識はないにしても自らの手で最愛の人物を惨殺したとなると、まともな精神状態を維持できる者は少ない。
シード発生からしばらくの間は、これらのことにより世界人口は急速に減っていった。
対抗の手段がない以上、殺すしかなかったからだ。
更にそれからしばらくして、世界規模である団体が設立された。
ASA[Anti Seed Association]通称エイシャである。
エイシャが管理することによって、死者は少なくなったが、それでも寄生される人の数の歯止めはあまりできてはいなかった。
そうして更なる月日が流れたある日。
その人物は、その人物もまた、これまでに絶望を味わってきた者たちと同じ末路を辿る宿主となるはずだった。
人と話しながらやってもいまいち進みが悪いですね。
というわけで今回はこれくらいで。
ちゃんと近々更新します。たぶん。