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錬金術の世界②

錬金術…アニメ等で有名なその単語は、歴史を遡れば本当に化学が発達する前には研究されていたらしい。

石を金にかえる術だから、錬金術。

それを成したものは、その後の歴史で魔女や悪魔と謗られ、魔女狩りにあっていなくなったと。

私の世界の歴史では、そうなっているがヨグちゃん様の世界では違うらしい。


まず、化学が発展せず錬金術が栄え。

本当に石を金にする術を扱える人もいたらしい。

何故らしい‥なのかと言えば、世界戦争が起こって人が滅びかけており、かつ大地も錬金術師たちによる戦闘でボロボロらしいのだ。


「我の真理を知る者たちが溢れ、豊かな世界だったのだ。しかし人間とは愚かな生き物でな、自身の術が、国が最も栄えた時、永遠の命を欲するらしく。失敗して滅びた国、失敗したが贄が足りなかったのだと他の国の民を襲う国が出始め、あっという間に崩壊の危機となった。

世界の綻びは、その欲望のエネルギーにより、他の世界との境がなくなりかけている事象だ。

それを修復するのが父から任命されたお前の仕事だ。」


「はいっ!!質問です。修復はどこでやるんですか?あと世界の境目ってどこにあるんですか?」


「修復作業事態は、お前のレベルとエネルギーの使い方次第で難しくはないのだが問題は、場所だ。それは今生き残っている人の国の何処かにあるはずだが、私にはわからん。そして、お前なら父から授かった能力でわかるはずだ。あと、これをやろう。」


目の前に小さな欠片と絆創膏が現れた。

てれれれってれ〜と効果音をつけたい。


「この欠片をはめ込み、その上に絆創膏をはるのだ。大抵はこれで事足りるはずだが、修復力が足りない場合は、父から借りた力をそそげ。」


絆創膏で世界を修復って…(クスッ)

それよりも場所わかるのかな?空間と修復の力しか借りてないけど…

でも、ここで話の腰をおったらまた色々わからずじまいな気がする…

ともかく、聞きたいことを全部聞いておかないと


「はいっ!!質問です。移動手段は?世界がボロボロっていうなら、その荒廃した世界を歩き回るって事ですか?」


「うむ。それくらいなら用意してやろう。」


手を左右に大きく広げると、前に大きな釜?が出てきた。

なんか既視感…

ヨグちゃん様は何かブツブツ言いながら釜に材料をいれると、鍋に入っていた棒が一人でにくるくる中身をかき回すように動きだし、数秒で光が溢れた。


眩しくて目を閉じてしまったけど、薄ら開けてみると光はおさまっており。

なんと自動車があった!!


「えっ⁇」


「これで移動は問題なかろう。これを使え。動力は大気から吸収する。お前が思うように動くぞ。」


と、にこやかなんだろう…多分。

ヨグちゃん様は、創造神様ポーズをとった。


あれは自分が偉いとかすごいのポーズ何だろうな〜と


「はいっ!!あの、手のひらを合わせてパンってやってすぐ発動!!

みたいな風にはやらないんですね?」

神様だから、ショートカット錬金術が使えるかと疑問が浮かんだので訊いてみると


「あれは禁忌を犯したものが使える術だ。神である私が使う訳なかろう?使えたとしても使わんさ。示しがつかんではないか。」


なる〜言われてみれば、そんな理由だったな

と納得し、ボヤッと考えて、気づいた!


「私免許持ってませんから運転できませんよ?」


「何を言っておる、思うように動くと言ったであろう。考えるだけで良いのだ。操縦などはいらん。ただ、集中しておらんで雑念が入るとそのまま直進して、何かにぶち当たるぞ。」


錬金術って何でもありではなかったと思うんだけど。禁忌とか制限とかあったと思うけど。

多少のことは無視できるところが………やっぱ神様なんだな〜と目の前の光景をみて思うのだった。

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