錬金術の世界①
いきなり召喚され世界の修復お願い。なんてとんでもないことをいう創造神様にいろんな世界に送られて‥‥
目が覚めると、真っ白な空間でした…
「じゃなくて!!ここはどこ?」
「答えよ!人間!」
‥??
振り向くと、化け物がいました。
「いっ!いや〜〜っ」
ホラーとかスリラーとか、スプラッタとか怖いものグロいのも嫌いな私は一目散ににげたした。
ところが、化け物は追ってくるのである!!
しかも、話しかけてくるしっ!!!!
「無理無理むりムリ無理ぃ〜」(泣)
と何もない空間で逃げ回ってて、気力がつき。
再度気を失ったのでした。
声が聞こえる‥‥
「‥‥めっ!でしょ」
聞いたことがあるような‥‥
跳ね起きると、創造神様が白い髪の男の子とホテプさんを正座させて、叱っているようだった
「免疫ない人間に、本体見せるなんて何考えてるの?ましてや、その姿で言葉をかけるとかヨグちゃん正気?ホテプもなんで、先に伝言伝えないの?僕言ったよね?まだ懲りないの?云々‥」
と、たいそうお怒りな創造神様だが相変わらずホテプさんはニヤニヤしてる。
どれだけ馬鹿にしてるのかな?
対して、白い子は神妙そうな感じだ
漠然とした言い方になるけど、白い子はハッキリ見えないのだ
輪郭がぼやけてるというか何というか‥‥
説教の最中なのに気づいて振り返った創造神様は私に話しかけた
「あっ!お姉さん起きた?僕がいってらっしゃいしたばかりなのに、またお姉さんの前に来ることになっちゃったよ!僕はカオスだぞ!!」
と説明しつつ、お決まりのポーズなのだろうか?
最初に見たポーズと台詞を仰った。
「前に見ましたから知ってますよ。ここどこですか?なぜ創造神様が?」
「お姉さんが倒れてたから、毎回こんな事が起こらないようにホテプに伝言するように言ってたのにわざと伝えてないから、めっ!してたの。あとヨグちゃんもね。」
どうやら、ホテプさんのニヤけ顔と嫌がらせはデフォルトのようだ。
あと、この世界の神様はとばっちりをくっているらしい。
周り皆んなに迷惑な人だ。
私だけならともかく、神様たちまで嫌がらせとか何考えてるんだろう?
わからない…
創造神様はちゃんと見てくれてたらしく、私のために注意してくれてるようだ。
「あの、ホテプさんはともかく、白い人はとばっちりですよね?解放してあげてください。私は化け物に驚いて気絶しただけなので、その人?神様?は悪くないですよ」
と助け舟をだしたつもりなのに、オーバーアクションに肩をすくめた三人に揃ってため息をつかれた……なぜ?
「お姉さん、その化け物がヨグちゃんだよ?僕もそうだけど驚かさないように人型の依代を纏ってるだけ。やっぱり普通の人間だと気配察知もできないからこうなるのかな〜」
何気にディスられてますけど?言葉に出てますけど?
「そういう訳だから、ヨグちゃんにこの世界の修復部分は聞いてね。じゃあお説教も終わったし僕帰るね。バイバイ」
と創造神様は消えました。
うん?消えたと言うのが正しいよね。
「という訳だ人間。答えよ!全は一?」
えーっと、経緯はわかったけどこの質問何か意味があるのかな?と思いつつも返答する。
「一は全!!」
「うむ。基本はわかっているようだな。」
よかった(ほっ)某アニメのファンで…
と心から思うのも束の間
「では、修復を任せたぞ。」
「いやいやいやっ!説明になってませんよ!それでどこをどうやって修復しろって言うんですか?詳細な説明を要求します!」
「父から聞き基本がわかっているようなので安心かと、思ったが仕方ないよく聞くのだぞ。」
そう言って、ヨグちゃんと呼ばれた神様は修復に至る過程を説明しだしたのでした。
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