はじまりはじまり
目が覚めたら、白い空間。少年姿の創造神様とやらに無茶苦茶な難題を突きつけられた…
目が覚めると金髪の男の子が目の前にいた
「僕はカオスだぞ!」
胸を張り、偉そうな態度で男の子はいう
⁈私は呆気にとられて目を見開いた
………
「僕は創造神だぞ!」
その男の子はまた、偉そうに宣った
………
「あれ?今の地球人はアニメとかラノベとかで耐性あるから僕の言葉ですんなり話が進むって思ったんだけどな〜」
「お姉さん聞いてる?」
………
これは夢かな⁈頭の中で考えても答えは出ない
状況を理解しようと、眠る前の私を思い返してみる。
仕事が終わって、家に帰り、夕食後お風呂に入って少しゲームして寝る
そんな普通の日だったはず………
やっぱり夢だな!と結論づけたところで
「夢じゃないから!お姉さん聞いてる?」
また目の前の男の子は言う。
流石に三度も話しかけられると、驚きを通り越すのか反射的に
「はい!聞いてます」
と返事をする。
私は、頭の中で思い返した事実と
目の前の事実が噛み合わずおかしな顔をしていたのだろう
「うん!うん!そうだよね。なんで?って思うのはわかるけど、今、僕と話してるのは夢じゃないよ」
どうやら思考を読まれたらしい。
やっと頭と体が繋がったという感覚で
「どういう経緯があるのか説明してもらっていいかな?」
と、とりあえず状況を把握すべく会話を試みることにした。
話しながらも、周りを見て、よくある死んで神様に召喚される異世界ものの状況とにてるな〜
なんて呑気に考えている自分がいたのだった。
「やっと、落ち着いたね。とりあえずお茶でもどうぞ。」
と、まあ今更、目の前で神と名乗る男の子が何をしようとなぜ?も何もないが。
ちゃぶ台と、湯気のたった緑茶と座布団なんて組み合わせが突然現れて、ニコニコ顔でお茶を進める金髪の男の子なんて構図は、今までの人生にはないものだった…
書いてみるかなって思いました。読んでもらえたら嬉しいです。