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星屑の聖女  作者: 夜桜 メル
第二章
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第二十九話 ただいまと新たな手掛かり

第2章、はじまります


宰相さんの名前を変更させていただいております、混乱させて申し訳ありません。



 「そうか、少しだが記憶は戻ったんだな」

 「うん、だけどまだまだ思い出すことと分からないことが多すぎて……。だから教皇様の事を調べてみたいの。それからティト大陸にも行きたいんだけど」

 「ティト大陸の方はまだ行く許可は出せないが、もう少し待ってくれないか??とっておきのを実行しようと思っているんだ」

 「??わかった。」



 私達は城に着いてすぐクロアと共に、リデルにステラエーンであったことを報告した。

 やはりすぐにはティト大陸に行く許可は出してくれなかったけどリデルにはなにか考えがあるようだ。

 


 「それと教皇様の事なのだけど。……教皇様が使っていたお部屋とかあるの??」

 「あるぞ、生前の時のまま残してある。あんな不気味な亡くなり方をしたから誰も教皇の遺品整理も部屋の整理もしたがらなくてね……」

 「たしか、城の端っこにある小さな教会の隣に教皇の住まいがあったな」

 「ああ、だが手入れなどもしばらくされていなかったから少し荒れているかもしれん」



 とりあえず、教皇様の部屋などはそのままのようなのでなにか見つかるかもしれない。


 



 「あと、あの教会に行くなら覚悟して行ったほうがいいかもな」

 「どうして??なにかあるの??」

 「……でる」

 「……は??」


 リデルが意地悪そうな顔をして両手を前に出してゆらゆらと揺らし始めた。

 ま、まさか……


 「……お化けが出るの??」

 「ああ……。警備の兵士が教会の近くを通ったら聞こえてきたらしい……苦しそうな呻き声が」

 「ちょっとそういうのやめてよね…」

 「安心しろ、リヴィ。俺も一緒に行くから問題ない」

 「ま、そういうわけだから1人で行かかない様に!!わかったかい、リヴィリカ??」


 そう言って、リデルが笑顔で釘をさしてきた。

 とりあえず今日は帰還したばかりなので、教会には明日行くようにと言われた。



 「リデル。これシャロンで買ってきたお土産!!寝る時に枕元に置く匂い袋なんだけどよかったら使って。」

 「ああ、ありがとう。……これは”フェアリーエデン”のかい??」

 「うん、シャロンでしか売ってないんだって。あともう一個は宰相さんのカミールさんに渡してくれる??」

 「カミールの分も買ってきたのか」

 「……だってリデルがいつも迷惑かけてるから多少なりともストレス溜まってそうだし」

 「おいおい、そんなに迷惑かけてなさ」

 「だったら、さっき街の入り口まで来てたのはどういうことだ??……わざわざ服まで着替えて、確信犯だろ」

 「しょうがないだろ、クロア。門番からお前たちの姿が見えたと聞かされて居ても立っても居られなくってな……」

 「だからって、内緒で来ちゃダメだよ??」



 するとこちらの部屋に向かってくる慌ただしい足音が聞こえてきてドアがノックなしに開けられる。

 そこには髪は風に煽られたのかボサボサで、肩で息をしている宰相さんのカミールさんがいた。



 「み、見つけましたよ陛下!!いきなりいなくならないでください!!」

 「おー、カミール。やっと戻ったか。一体どこまで探しに行ったんだ??」

 「どうせリヴィリカ様達を出迎えに行っただろうと思い、門の前に行きましたがすでに皆様がいらっしゃらなくて……」

 「入れ違いになったんですね。……お疲れ様です」


 カミールさんの姿が見えないなって思ったらリデルを探しに行ってたのね……。

 城から街の入り口の門は結構距離があるし、そこから走ってきたのかな。

 相変わらず、リデルに振り回されているようだ。



 「ほら、お前にリヴィリカからお土産だってさ。」

 「リヴィリカ様から??……私の分も気にかけてくださったのですね。ありがとうございます」

 「いえいえ、いつもリデルがご迷惑かけているので。ぐっすり眠って疲れをとってくださいね」



 リデルから渡された匂い袋の入った紙袋を受け取り、カミールさんは私に笑ってお礼を言ってくれた……すごい疲れ切った顔をしていたけど大丈夫かな。



 「2人ともご苦労だったな。長旅で疲れただろうし今日はゆっくり休んでくれ」

 「ああ、失礼する。さぁ、リヴィ。俺達の家に帰るぞ」

 「え、うん、わかった。その前にソラさんとアンナにお土産渡したいから2人の所に寄って行ってもいい??」

 「構わない。行くぞ」

 「ありがとう。それじゃあ、リデル。また明日ね」

 「ああ、また明日」



 クロアに手を引かれ部屋から出る。

 ソラさんとアンナにお土産を渡すと、2人とも喜んでくれたからよかった。

 


 「あれ??なんか当たり前のようにクロアの家に帰ろうとしてる」

 「おかしなことはない。ここは俺とリヴィの家なのだから。……俺達は小さい頃からずっと一緒だったんだから2人でいることは当たり前のことだぞ」

 「そういうものなのかなぁ??」


 一か月前はクロアと一緒に暮らすことはなんだか抵抗があったけど、記憶を取り戻した今ならわかる。

 私とクロアはずっと一緒だったからこれは当たり前なんだ、と。


 



急遽、旅行に行くことになったので早めに投稿しました。

ノエルちゃんのお店の名前は”フェアリーエデン”です。(いまさら・・・)

第2章も楽しく書いていこうと思いますのでよろしくおねがいします。

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