表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
動かないすべてを超えしもの(笑)  作者: とっぽっぽ
第一章 フィリップ国建国まで
6/161

二人の目標?

結局このクソガキと世界を旅することにした。

世界を知れば己を知るってね。

短絡的?・・・知ってた!


「おい、このまま野宿するつもりなのか?王に対して不敬じゃないか?」


・・・このクソガキあれだけの目にあってもこんな感じなのか?


睨みつけてやればビビっていたがお構いなしに文句を言う。


「仕方ないだろう?僕は王だぞ?そのまま地面に寝たことなんかない!!!」


こいつのメンタル何なの?

ダイヤモンドとか通り越して神に創造されし鉱物かなんかで出来てんじゃないの?

壊れるまで惨殺したはずなのに・・・

それでも少しマシになったと思えるところが頭痛い。

あれだけやってようやく一歩進んだって喜べない。

そこから導き出されるのは壊れてからしか進めないってことを意味しているから。

しかも一歩。

先が長いんじゃ~~~~。


「俺はこのまま在る。お前もそうしろ。」


ちょっとカッコつけて言ってみる。

眠り必要ないからね俺。


「こんなんじゃ眠れないよ!!!王だぞ!!!」


「お前も王ではない生活を知れ。」


「王なのに?」


正確には王族であったから王ではないだろ!!!

今は王族ですらないんだし。


「わからず屋!!!イケず!!!変態!!!」


・・・何故そんな悪口出てくるのこいつ?不明すぎる。

もう動かないよ~俺。動かないもんね~。


夜中散々罵倒したり喚いたりするやつがいたが概ねいい夜だった。




次の日


「おかしいよ。お前何なの?動物なんかの鳴き声すら聞こえないんだけど。」

「普通、森の中ならなんかの鳴き声位するだろ?」


いきなり罵倒してきた。

多分全てを超えしもの(笑)だからじゃね?

知らんけど。


「はぁ~~~こいつ気が狂っているし付いて行きたくないけど、行かないといけないんだよな~~~ホント嫌だけど。」


奇遇だな!!!本気で全く同じ意見だよ!!!


「これから願い通り、お前が真の王になるための教育や、そのための道しるべを担っていく。よろしく頼む。」


「願ってないよ!!!そんなこと!!!なぜなら僕は王だから!!!」


・・・・・言葉から気付いてくれ。お前を王にしてやるって言ってんだから。


「お前なんかに頼らなくても王だから!!!」


気づいた上での否定だったのかよ!!!

よっぽど嫌いになったんだな!!!

俺もだ!!!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ