更生の道のりは果てしなく遠い・・・。
『他のものに聞くとしよう。』
威圧(笑)を解き子供を追ってきたものに聞いてみる。
『何故こやつを追う?このような子供放っておいても死ぬと思うが?』
嘘です。放っておくと明らかに火種になることは想像に難くない。
とりあえず解からないふりで子供殺すの?って聞いてみる。
「そいつら王族は悪魔だ・・・あまりにも民を蔑ろにしまくって来たから今付けを払っている。聞いただろ?明らかに生かしておいていい人間性じゃない。」
・・・こいつら火種云々よりも人間性で消さなきゃって言っているらしい。
・・・ホント何したよこいつら?
「そいつら王族は無茶苦茶だった・・・最初は生産系の職業は国で一番偉い職業として定め、みんなが農家や鍛冶師、建築屋なんかになったが、ある日突然生産系なんて一番下だよねって言い出し生産業界を陥れた。食べ物などが少なくなってくると、今度は生産系を迫害したやつは悪ね?と言い出しそいつらを処刑し始めた。」
「そして、それが終わるとお前ら助けてやったんだから睡眠時間削って貢献してねと言い出し睡眠時間を2時間とすることと御触れを出した。」
「皆がこれでは死んでしまうと反乱を起こし、いざ王族処刑にするとなったら何にも考えずに面白そうだからという理由でやったと白状しだす始末。」
「もうこの腐った血筋は絶やさなければいけないと思ったから、そのクソガキを追ってここまで来たんです。」
・・・・思った以上にこいつら王族は気が狂っていやがる。
同じ人間と思っていなかったんだろう。
というよりも自分を人間だと認識していないようにも思える。
結局どうなっても最後は自分の思う通りになるし~って考えが透けて見える。
本当に死ぬことになると思ってなかったっぽい。
このクソガキは本当に死ぬってわかったから逃げ出した口か。
「で?どちらに付きます?」
「僕だろう!!!王だぞ!!!」
・・・・どう考えても追手に付きます。ハイ。
しかしやっぱり子供ということで提案する。
『なれば、こやつは私が預かろう。こやつの全てを叩いて変形させ形成することで真人間にすると約束しよう。』
『全てを作り直す。』
これを聞いて追手はあからさまにほっとした
やっぱり子供を殺したくないようだ。
・・・いい人ばっかりやん?
「僕は王だぞ!!!」
・・・逆に俺大丈夫?これ更生できる?
きょうはいったん終了~。