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神様がくれた1年  作者: 斎田 遊矢
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第4話 偶然の再開?

はじめまして!斎田遊矢です!

最後まで閲覧いただけると嬉しいです!

  “やっと会いに行ける….”


  ぶつかる瞬間怖かったけどそう思うだけですごく楽になれた。

 もう何も感覚がない……?

  あれ?なんか体中がものすごく痛いなぁ…

  なんでだろう?

  でも、もうすぐで……


「大丈夫!?俺の声聞こえる?」


 また誰かの声が聞こえる……

 誰だろう?でもすごく聞き覚えのある声……

 私は目を頑張って開けてみた。


  (え?蓮お兄さん?)


 目を開けると蓮お兄さんが映っていた。


「蓮お兄さん……助けてくれたの……?やっと、会えた……」

「よかった!まだ喋れる?俺の声聞こえる?」

 

  やっぱり、どこからどう見ても蓮お兄さんだった。

 私は小学生の時に手を繋いでもらった温かさを思い出した。


「もう、私の手を離さないで……」


 声を頑張って出した。


「分かった!手を握ればいいんだね!」


 よかった、ちゃんと声届いた。

  握った手はあの頃と全く変わらなくて、懐かしかった。


「また会えたね……」


 多分声が出てなくて届いてないと思うけど……

 私はそう言ったあと、目の前が真っ暗になった。






 (なんだろう?どこかで見た事のある感じの子だな…でもはっきりと見えないから分からないな……)


 意識を失った女の子を見て俺はそう思った。


 (そんなことよりもこの子の命が危ないんだ、そんなことは後!)


 ただ、握られた手にはなぜか覚えがある感触だった。

どこか昔手を繋いでたような……?

 記憶をフル回転させても思い出せそうになかった。

 それからすぐ救急車がサイレンを鳴らして来た。


 (よかった、これなら大丈夫そうだ!)


 心の中で一安心した。

 救急車が来てからはあとはもう隊員の人に任せた。

 1番の気がかりは離さないでと言われた手を離してしまったこと。

 それとどっかで会ったような気がしたけど思い出せなかったこと。

 気になってしょうがなかったが、帰宅することにした。

 帰宅するともう22時を超えていた。


「うわぁ、もうこんな時間かよ。晩飯早く食って今日は寝るか。」


 今日は色んな出来事がありすぎて、すぐ寝れそうな感じがした。


「あ、コンビニ弁当投げたから中身ぐっちゃぐちゃ」


  そんなもの気にせずに放り投げたから当然だ。



 眠りに着いた時、見覚えのある女の子が夢に出てきた。

 その女の子は俺と手を繋いでいて、俺が顔を見ようとすると恥ずかしそうな顔をしてあまり目を合わせてくれなかった。

 そんな女の子が、見覚えあるはずだけどやっぱり思い出せなかった。




ーピピピッ、ピピピッ


朝6時のアラームが鳴り響く。

夢の中でも鮮明に女の子の顔は覚えていた。


(誰なんだろう?あの子は?)


 やはり気になってしょうがなかった。

  でも思い出せないからものすごくモヤモヤした。それと同時に昨日の事故の女の子が気になった。


「大丈夫かな?」


 女の子の心配をしながら今日もいつも通りに会社へ向かって行った。





最後まで閲覧ありがとうございました!

感想などいただけると嬉しいです!

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