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人々魔旅  作者: 影打
第一章 肉の国
2/21

1話 迷子


 おぉぉぉぉぉぉぉぉ。

 夜は明け、朝日が顔を出したと同時に私はがむしゃらに歩き出した。

 がむしゃらに歩くってどういう歩き方だと思ったが、とりあえず歩いていないと落ち着かない。


 道を阻む草木を、頑丈な革手袋を着けた手で掻き分けていく。こういう歩き方、昔したことがあるな……いつだったか?

 ……そうだ。腰くらいまで雪が積もった国の時だった。

 手で掻き分け足で押し退けもう散々だった記憶がある。

 と言うことは…私は今凄い形相で歩いているに違いない。

 一応私は女だ?もう少しお洒落にというか、上品にしてもいいのではないだろうか??

 少し止まって背筋をピンと伸ばし、軽く手を振って歩いてみる。

 まぁ姿勢とかそういうもろもろは綺麗だけど……。


 ふと私の姿に目が行った。

 黒くて深く被れるキャップを軽く被り、袖が長すぎて軽く捲った緑のジャケットのような服。

 サファリジャケットをイメージしてもらえれば分かりやすいか。

 あと少し長めのホットパンツに肌を傷つけない為の分厚いタイツ。最後に膝下くらいまであるブーツ……。

うん。おしゃれとはほど遠い。


「……お風呂入ってない人間がお上品とか無理があるよねー…」


 おぉぉぉぉぉぉぉぉ。

 結局私は再びがむしゃらに歩いていた。

 振り出しに戻るってこう言うことを言うのか、覚えておこう。

 虚しいってことを。


 何度も重くてずれる鞄を担ぎ直して私は歩き続ける。

 もうこの森に入って何日経ったのだろう。

 半日で抜けれる小さな森だって聞いていたが、いざ入ってみれば樹海も樹海。

 というか森に入る前に高台からこの森見たが、普通に途切れてた。向こうの町も見えた。

 もしかして蜃気楼という奴だろうか?若しくはこの森に何らかの磁場があって?

 それなら納得だ。


「はぁ…」


 現実逃避はやめよう。

 もう何度目になるか分からない溜め息を吐いて肩を落とした。

 流石にそろそろ野宿は飽きた。ふかふかのベットで眠りたい。

 お風呂入りたい。もう水浴びでもいいや川寄越せ。

 鞄をドンと乱暴に下ろして腰を下ろす。


 まぁこう言うことは今に始まった訳ではない。だが贅沢ぐらい言わせて欲しいものだ。

 そりゃあ旅をしてたら風呂に入れない日の方が多い。

 明日の食事もあるか分からないし、お金もあるとは言えない金額だ。

 そのくらいは旅をする者ならば覚悟の上。お、いい棒発見。

 近くに落ちている手頃な棒を地面に突き立てた。


 とは言え、文句を言っても始まらない。

 突き立てた棒をパッと離し、倒れた方向に顔を向ける。


「あっちね」


 小さい森だからって地図貰わなかったが、やっぱりどんな所でも地図はいる。


 よし、じゃあ行きましょう。

 最終的に頼りになるのは勘だ。頼るのが早すぎるかもしれないけど気にしたら負けだ。

 よいしょ、と鞄を再び持ち直して棒の倒れた方へと進む。

 やはり旅はこうでなくては。思い通りに行く旅なんて楽しくない。

 ちょっとしたハプニングがあった方が面白いに決まっている。面倒事は避けたいが。


「……?」


 ガサガサと草木を掻き分けていくと、足裏からなにかグニュリという感触が伝わった。

 地面や木の根っこや葉っぱとかばかり踏んできたものだからか、その感触が異常に敏感に伝わり、寒気という形でゾワリと背中まで這い上がってきた。

 反射的に飛び退くと、何かが凄まじい勢いで私の目の前を通りすぎる。

 ……若干キャップの鐔を掠った。


『グルルルル…』


 グルル?私のお腹の音だろうか?

 そういえば昨日から何も食べてなかった。

 いや、食料自体はあるのだが、節約しているのだ。人間一週間食べていなくても生きていけるらしいし。

 だがこの音は私から発せられた音ではないようだ。ではどこ……?


 ふと顔を上げると、視界の端に赤黒いものが目に入った。

 同時に落ちてくる水滴。雨なんて降っていたかな?

 何の気なしに目で追うと、そこには森の色とは明らかにそぐわない生き物がいた。


 全身を赤く硬い毛に覆われ、所々から飛び出す突起物が強靭さと凶悪さを表している。

 丸太のような太い四足の足には、人の腕ほどの長さはあろう漆黒の爪を持っていた。

 体格は熊のようだが、その顔はドラゴンを彷彿とさせる醜悪さがある。

 牙は獲物を逃さないよう、かかりのようなギザギザがついており、引き裂くにも便利そうだ。

 私の体の10倍はありそうな生き物が、殺意を剥き出しにして唸っていた。


「ド、ドラングベアーですねぇ……」


 おかしいな?ドラングベアーはこんな浅い森にはいないはずなんだけど……?


 ていうか何だ?確かにハプニングがあった方が面白いとは思った。

 だが違う。そうではない。

 そんな災害級モンスター撃退イベントみたいなのは求めてないぞ。


 クルリと左足を軸にして踵を返し、鞄を背負い直す。

 今日で何回鞄背負い直さないといけないのだ。腕痛い。昨日は頭痛かった。

 さて、たまには女性らしく逃げよう。

 いやこんなのに出会ったらギルドマスターでも裸足で逃げ出すだろう。会ったことはないが。

 あ、そんな事考えてる場合じゃない。命は大事にしないとバチがあたってしまう。

 よし。


「ぎゃああああああああああああああああ」


 我ながら無様だな……と数日後に恥ずか死にそうになるのはどうでも良い話か。



ーーーーーー



「………」


 息を殺してそぉっと茂みから顔を出して様子を伺う。

 いやぁぁぁまだいるじゃないですかぁぁ……。立ち去れ……!立ち去ってお願いします……!

 ていうかここ風上?風下?そもそも風とか素人にわかるわけない。


 旅人だからといって戦闘力が高いなんて事は決してない。言うなれば商人みたいなものだ。

 確かにこの世界は物騒だ。

 こんなモンスターもいれば、盗賊山賊海賊だってゴロゴロしている。

 魔女だったり錬金術師だったり……探せば死霊術師もいるのではないだろうか?

 だからこそギルドとかがある訳だが……こんな森の中は流石に管轄外だろう。

 あぁ……なんとか離れられないだろうか?あわよくばこの森から出られないか……。


 ぺキッ


「あっ」


 どれだけベタな展開が続けばいいのだ。

 うんざりしつつ恐る恐る顔を上げると、ドラングベアーはグルリと首をも擡げて私を視覚に捉えた。


『グルゥアァァアァッ』

「ああぁぁぁぁぁぁああぁぁああ」


 モンスターに見つかって逃げて、隠れてたら木の枝を踏みつけて場所がバレ……。

 予定調和も良いところだ。私に良いことひとっつも無いけどな!

 ここまでお約束みたいな出来事が続くなら誰か助けに来ても良いのではないか?

 小説とかでよくある奴だ。冒険者か誰かがスキルか何かで敵を一撃で屠って「大丈夫?」と優しく声をかけて手を差し出してくる奴。

 一度で良いからやってみたい。


「ファイヤーグレイド!!!」


 そうそう、そういう掛け声と共に標的がパーーンっと……。

 ドゥン!!!と言う腹の底に響くような衝撃が伝わった途端、爆風で私は軽々と吹き飛ばされていった。

 悲鳴をあげる隙さえなく、大地をゴロゴロと転がったせいで平衡感覚が掴めない。グワングワンと歪む視界で、ぼんやりと大きな手が差し出された。


「大丈夫かい?」


 やけに野太い声が聞こえてきたのは、平衡感覚が狂っているからだろうか。

 片手で目を押さえながら、ぼやける視界で微かに捉えれる手を掴む。


「あ…ありがとうです」

「無事なら安心だね」


 本当に今日はなんなのだろう。思ったことがそのまま形になっている。

 もしかしてそういう日か?神様が旅を続けて疲れてる私にお疲れ様と?

 わー、じゃあ今助けてくれた人とか絶対イケメンじゃん。脳震盪なんか起こしてる場合じゃないぞ。

 ぐらつく視界を顔をペチペチ叩いて戻していく。実際は気休め程度だが。

 やっと安定してきた目で私の救世主を見ると……


「……ん?」

「どうしたの?」


 姿形は言ってしまえば勇者のそれ。

 腕にはグローブ、握るは両刃刀。割と長いからロングソードだ。

 防具はあまりガッチリ着こまず、動きやすいアーマープレート。たぶん間接とかの駆動部は鎖帷子でも着ているんだろう。

 そして一番目立つ青のマントに青い王冠を潰したような被り物。それに似せて作ったのだろうが、布製であるため少しくたびれている。

 さて、そんな如何にも!と言った格好をした彼は……凄まじく太っていた。


「あっいえ…なんでも……」


 いや……凄いな。防具ほぼ意味が無いくらい肉はみ出している。むしろ肉の方が防具だ。

 動く度にぶよんぶよん揺れておられる。

 こんな人でも冒険者になれるのか……。いや、ドラングベアーを倒したんだからそりゃあなれるか。

 見てくれはともあれ。


 ふと後方を見やれば、腹部が大きく抉れたドラングベアーが横たわっていた。

 あれを一撃……。

 こんな見た目でも強いのは確かだし、恩人に代わりはない。

 私は深々と頭を下げた。


「ありがとうございました。お陰で助かりました」

「うん。被害が出る前に対処できて良かったよ。実はこの森にドラングベアーが迷い混んだっていう噂があって調査してたんだ」


 やっぱり迷い混んでいたか。

 基本ドラングベアーは森の最深部を住処としているモンスターだ。

 人里に降りてきたら、即刻Bランク以上の冒険者が討伐に向かうくらい気性が荒い。

 一人でなんて中々倒せたものではないのだ。


 つまり、この勇者っぽい格好をしたデブはかなりの実力者ということになる。

 ちょっと冒険者のイメージが崩れた。


「一撃でとは……冒険者様凄いですね」

「ん?僕は冒険者じゃないよ」

「え?じゃあ狩人?」


 狩人なら森を熟知していそうだし、凄腕であればドラングベアーの弱点なんかも知っていておかしくない。

 だが、彼はフッとキザに笑って首を横に振った。


「まさか。勇者だよ」

「まさか」

「本当だって」


 そう言い、彼は蒼く光るペンダントのようなものを取り出した。

 縁に入れられた宝石はとても美しく、中に吸い込まれてしまいそうな魅惑的な魅力がある。

 これは……グレドルフ国の勇者の証だ。


「嘘でしょ?」

「よく言われる」


 いや……えぇ……勇者のイメージが……。

 もっとスリムでイケメンで……やめよう。目の前にいるデブが現実を叩きつけてくる。


 だが、実際勇者というのは珍しい物ではない。

 勇者は一国に一人はおり、呼ばれ方は国によって違えども、その国の代表冒険者の事を指す。

 つまりはその国で一番強い冒険者の事だ。

 そもそもお伽噺のような魔王と勇者が~という話が現実的にあるわけがない。

 確かに魔王も存在するが、勇者たちが討伐に出向くような魔王が発生することはほとんどないのだ。

 だが知性のないモンスターや、突然変異や大量発生等の調査や駆除はこの世界の生活の元になっているので、冒険者を欠かすことは出来ない。


 つまり、この世界は思ってるより平和ってことだ。

 まぁ冒険者は命の危険があるが、その分実りも良い。


 さて、今グレドルフ国の勇者様が居るわけだけど、勇者ならあの強さも納得だ。

 容姿は不服だけど。


「勇者様がこの森を調査って……人手不足なんですか?」


 基本勇者は国王の護衛だったり、災害級モンスターの討伐だったりと重要な任務を受けさせられる。

 なのにB級冒険者が揃えば倒せるドラングベアーの調査に赴くということは、人手不足以外の理由がなかった。

 だが、彼はゆっくりと首を振った。


「いや、人は足りているよ」

「では何故?」

「君はグレドルフ国の人ではなさそうだから言うけど……ほら、僕ってこの見た目じゃん?」


 そう言いながら拳でふくらはぎを軽く叩く。するとその衝撃で脂肪が波紋を作った。


「痩せましょうよ」

「痩せれていたらこんな調査に来ていないよ」

「……?なんで調査に来てる理由とその……ふくよかなお体が関係するんです?」

「変に気を遣わないで?逆にへこむ」


 おっと逆にダメだったか。勇者様を怒らしたら勝ち目ないから丁寧に言ったのだが。


「あ、はい。それで?」

「この体のせいで本当に勇者なのかっていう噂は勿論、勇者がそのなりではダメだ!殺して次の勇者を!危険な場所に行かせて勝手に死んでくれればいい!とかね。殺し屋もよく来るよ」

「辛辣すぎません?」


 私の言葉に彼は苦い顔で頷いた。

 この世界では基本的に実力主義で、強い者、頭の良い者ほど上に上がれる。

 こんな体格の人でもだ。失礼だけど。


「つまり厄介払いってことですか」

「勇者になってもこの体に悩まされるとはね。この防具も国から支給された物だけど、かえって動きづらいよ」


 それだけギッチギチだとそりゃあ動きづらいだろう。

 どれだけ防御力があったとしても、体に合わなければ裸同然だ。

 それでも傷ひとつ無いということは、それだけ強いという事になる。


「まぁそういうことで僕はドラングベアーの討伐を頼まれて、一人でここまでやって来たって訳。君は?」

「私は見ての通り、旅の途中です。色々な国で見てきたことを記録しているだけの旅人ですよ。ついでに美味しい食べ物も」


 国の名物は美味しいからね。食べない訳にはいきません。

 運が良ければ調理方法も教えてもらえるからね。


「おぉ、それは楽しそうな旅だね。て言うことは何処か住むところを探してるって訳ではないんだ?」

「故郷以外に骨を埋める気はありませんよ」


 私は故郷が大好きだ。とても良い所だと私は思っている。

 よく田舎って言われるけど、それが良い。ちなみに故郷では勇者を"リーダー"と呼ぶ。

 うちのリーダーも確かに大変そうだったなぁと思い出していると、勇者様が手をポンと叩いた。


「君、僕の国に行く気はないかい?グレドルフって言うんだけど」

「グレドルフ国にですか?」


 グレドルフ国。

 一応私が向かおうとしてた国ではないけど、そこも近いから行けないことはない。

 どうせ私の旅に明確な目的はない。


「因みにグレドルフは僕がこんなになるくらいお肉が美味しい」

「行きます」


 お肉!!!美味しいお肉は最近食べれれいない……。これは行くしかないではないか……!

 ドラングベアーの肉でも良いが、こいつの場合は肉や素材をまとめて売った方がもっと良いものが食べれる。

 どうせ食べるなら美味しいもの食べたい……!

 想像を膨らませてワクワクしていると、勇者様は指を立てた。


「ただし、一つだけお願いを聞いてくれる?」

「お金以外でしたら」

「大丈夫、グレドルフ国に僕が死んだって言ってくれるだけで良いから」

「え?」


 何故そんなことを……?と首を傾げると、大きく溜め息を漏らして口を開いた。


「正直ね、僕は勇者なんて称号は要らないんだ。ただの動けるデブでいい。国にも鬱陶しがられているし、この調査が終わったら違う国にいこうと思ってる所だったんだ。そうだな……君を庇いながら戦って、ドラングベアーと刺し違いになったと言ってくれれば良いさ」


 そう言い、彼は首にかけた勇者の証を私に手渡す。

 同時に魔法でドラングベアーを解体し、お金になりそうな所だけを纏めてくれた。

 いや貴方魔法で解体ってどんだけ繊細な動きできるのよ……。


「これは報酬ね。グレドルフ国は肉はとっても高く売れるから、結構な額になると思うよ。それと勇者の証をみせて証拠にすればいい」

「それで本当に良いんです?」

「いいよ。家族には前々から話してたし、今日出立するってのも言った。もうあの国に未練はないさ」


 勇者という称号を自ら捨てるとは……それだけあの国には居ずらかったのだろう。

 まぁ、国中から蔑まれれば嫌にもなるか。

 勇者を身なりだけで蔑む国になんて正直行きたくはないが、彼に今後のためにも証人は必要だ。

 報酬も悪いものではないし、お姉さん張り切りましょう。


「分かりました。勇者様」

「もう勇者って称号は捨てたよ。クロイドって呼んでくれ」

「クロイドさん……分かりました。私は……レリアルと言います」

「レリアルさんか。再びその名を呼ぶことは無いかもしれないが、ありがとう」


 彼は帽子を取って深々と頭を下げた。

 色々と頼まれたが、命を助けてくれたし、更には報酬までくれた。クロイドさんの強さは実力から来ているだけでは無いのかもしれない。

 人は見かけによらないとよく言うが、本当にそうだと思う。

 会話したことすら無い人を嫌いになれるだろうか?ただ見た目が悪いからと言って距離を取るのは、ただの偏見だ。

 見た目より中身を見ろ。

 時と場合にもよるが、人間は殆どを外見で判断してしまう。中身なんて簡単には見れないから。

 だからこうして、人間には会話というコミュニケーションがある。

 私は何度もこれに助けられた。

 今回もそうだが、人は見かけにはよらないのだ。


 クロイドさんは防具を脱いで、収納袋にしまった。

 もう彼が勇者として活動することは無い。

 これからどうするんですか?と言う言葉がでかかったが、それを聞くのは野暮な話だ。

 くるりと踵を返し、地図を広げる。

 この森の地図はないけど、この地方の地図は持ってきているのだ。

 よし!と、グレドルフ国へと向かおうとして、後ろから声がかかった。


「レリアルさん!」


 あら?名前を呼ぶことはもう無いのではなかったか?

 後ろを振り向くと、何故か私の右方向を指差したクロイドさんが、苦笑していた。


「……グレドルフ国はあっちだよ」

「……うそん」


 ほら、見た目で判断したら……だめでしょう?

 私は根っからの…方向音痴だ。



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