ば、ばふ!?
俺は“move cartel”の前へ出て、挑発をしてみる。
「おうおう! この野郎! ...えーっと...と、取り敢えずかかってこいやぁー!」
特に上手い言い回しが思いつかなかった。
しかし、気を引くことは出来たようだった。
そして相手の動きが止まった。
「おらおら! 砲弾撃ってこいやぁ!!」
そう言った瞬間、高速で弾が飛んでくる。
「うぉっ...やっぱ速いな...、だが見える!!」
俺は飛んでくる弾に合わせ、バット(エクスカリバー)を振りかぶる。
「振りかぶってぇ~...シュートぉぉーーおおお!?」
ガギィィィィィン!!
まるで、おもいっきり速く飛んでくる鉄の弾を、鉄のバットで弾き返したときのような音がした。
「やべぇ...こいつはやっべぇよ、あんさん!」
「だ、大丈夫なのか!?」
俺は全力で打ち返そうとするが、相手の砲弾の方が強いらしく、押し通されそうになっていた。
「ぐ、グレイリー! 筋力アップのバフとかかけらんないか!?」
「ば、ばふ!? ばふってなんじゃ!?」
「今は説明してらんねぇ...早く筋力アップの魔法をかけてくれ...」
かなりギリギリだ...このままじゃ不味い!
「あ、ああ! 支援魔法のことじゃな! 任せておけ! ...フン!」
「おお! これならいける! うおりゃぁぁ!!」
ギャリィィン!、という音をたてて城へと弾き飛ばす。
ズガァァァーーン!!
城の一部が弾けとんだ。
「あっぶねぇ...サンキュー! グレイリー!」
「やれやれ、あぶなかったのぉ...」
グレイリーはホッとした顔をしていた。
俺もフラグ回収をしないで済んで、ホッとしていた。
「じゃあバンバン打ち返すぜ!」
「魔法が切れたら言うんじゃぞ」
「オッケ~」
...30分後、城は見るも無惨な姿へと変貌を遂げていた。
「よっしゃー! 999本目! 次でホントの千本ノックだ!!」
999本目を弾き飛ばす、すると...、
「あれ? 城がなんか光だしてないか?」
「そのようじゃの、何だろうな?」
だんだんと光が増していく。
「あれ、多分爆発するよね」
「なんじゃと!? 今すぐ逃げるぞ!」
大慌てで遠くへ逃げる。
そして...、
キィィィィン...ドガァァァァァンッッッッ!!!
凄まじい広範囲の爆発が起こり、まだ逃げている途中の俺達を吹き飛ばす。
「うぉわぁぁ! ...ん? うわ! やべぇ!」
目の前に立ち塞がる大岩に頭をぶつけ、俺は、
「最後にこんなのって...ねぇよ...」
そのまま、意識を失った......。
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