ハ〇ルか?
「ねぇダーリン」
「・・・」
「ねぇねぇ」
「・・・」
「怒ってるの?」
「・・・」
「でもダーリンは私の事が好きだから怒ってない...よね?」
「・・・フン」
「ウワーン! 、やっぱ怒ってる!」
俺は泣いているエリカを無視して服を着た。
「ごめんなさい! もうしませんから!」
「・・・」
「あと...もう一つ謝りたいんだけど」
「・・・」
「いつの間にか新しいスキルが二つあったから食べたんだけど...」
「・・・」
「一つはおいしく食べれたけど、もう一つは食べた時不味すぎて吐き出しちゃたの。 ...だからスキルの生成が出来なかったの。」
「・・・は?」
すぐさまスキル『スキルイーター』を確認する。
『スキルイーター』捕食スキル4、内、失敗1
転成術技・・・『鑑定眼改』
『未来への系譜』
『独裁者のヒール』
『選Ц¢¥#▼※▲●%≧×ゞ¨з』
「・・・」
本当に...声が出なかった...。
着替え終わって、ショックから立ち直り、
「おい、そろそろギルドの裏へ...」
行こう、そう言おうとした瞬間、けたたましいサイレンが鳴り響いた。
「な、なんだ!?」
そう言って、俺は宿の外へ飛び出した。
宿の外へ出ると、表通りが大騒ぎになっていた。
「何の騒ぎなんだ!?」
逃げ惑っている内の一人に問いかける。
「何言ってるんだ、あんた!! もうすぐアレが来るんだよ!!」
「アレ? アレってなんなん...」
ドガーーーーン!
問いかけようとしたその時、上から何か降ってきた。
「うわぁ! 何だよこの岩は!?」
上を見上げると、まだ多くの岩が降ってきている事が分かった。
「この街はオシマイだ!!」
そう言って、俺の横にいた男は涙を流していた。
「何がどうなっているのか全くわかんねぇな...ギルドの職員はどこだ?」
多くの人の波に流されながらもギルドへ向かうと、仮登録した時の受付嬢を見つけた。
「おい! 今何が起こってんだ!?」
「ッ! あなたは! 今すぐ逃げてください」
「だから何が起きてんだ!?」
「“move cartel”が来るんですよ!!」
「はあ?」
なんだそれは?ハ〇ルか?
「前まで魔王城のから少し離れた場所にいたのですが、急に行動を開始してこの街に向かってるんです!」
「なるほど...」
アレ? もしかしたら俺が行こうとした城じゃね?
「俺、ちょっと行ってくる」
「はいいぃぃ!? な、なに言ってるんですか!? 死にますよ!?」
大丈夫だろ、生き返るから。
「あなたレベル1じゃないですか! あいつは高レベルの冒険者がいくらいても倒せないんですよ!?」
「取り敢えずちょっと見てくる」
「ちょ、ちょっと! 人の話を...」
俺は話を聞き終わる前に、人波の中へ入っていった。
読んでいただきありがとうございます。




