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Welcome to 冒険者ギルド!

俺はグレイリーとエリカに連れられ、冒険者ギルドへと着いた。


「さて、わしがついていくのはここまでじゃ」


着くなり、唐突にグレイリーが言った。


「え? なんで? 一緒に中に入らないのか?」

「なんじゃ、お前も見ただろう? 門番の慌て様を」


そういえば慌てていた事を思い出す。


「でも俺はあんたの事は名前しか知らないぞ? あんたが使ってたスキルも知らないし」

「また会えるから、その時に教えてやろう。後、普通は他人にスキルを教えないものじゃからの。覚えておれ」


それは初耳だった。


「分かった。取り敢えずあんたがここに入ったら面倒な事になるんだな。じゃあまたな」


そう俺が言うと、グレイリーはじゃあの、と言って俺らに背を向けて歩いていった。


「私もダーリンの中に戻るわね」

「そんなことが出来るのか」

「ええ、後はギルドの人に話を聞いて頑張ってね!」


そう言うと、エリカは光になって俺の胸の辺りで吸い込まれるように消えた。


「よし! じゃあ入ってみるかな」


そう言って、俺はギルドの中に入った。





ギルドの中に入ったときの第一印象は、以外と綺麗だというものだった。

ギルドといえば荒くれ者が集まっている等々を思い浮かべるが、それは俺の先入観によるものだと思い知った。

俺はキョロキョロしていると、前から格好良い騎士のような防具を着けた人が向かってきた。


「君は冒険者になりにきたのかい?」

「ええ、まぁそんなところです」


当たり障りの無いように答えておいた。


「そうかそうか! ようこそ冒険者ギルドへ!」


凄い笑顔で歓迎された。


「どうやって冒険者登録するんだ?」

「まずはあの空いている受付嬢の所へいってみな?」


そう言われ、そこへ向かおうとすると、


「君...なかなか細く引き締まった体をしているね。 ...少し、ハァハァ、触らせてくれないかな?」


俺は思った......。




『こいつはホモだっっ!!!』


俺は逃げるように教えてもらった受付へ向かった。







「Welcome to 冒険者ギルドへ! 冒険者登録ですか?」

「はい。お願いします。」


異世界でも英語って使うんだな、と思っているとその受付嬢は紙を渡してきた。


「まずは基本情報を記入してください」

「分かりました」





・・・記入し終わると、


「では簡単にこの冒険者ギルドの説明をします! ここでは各地で困っている人が出した依頼、いわゆる『クエスト』と呼ばれるものを斡旋しています。その『クエスト』を受けていただき、解決してもらう事が、あなたたち冒険者の仕事です!」


うん、それくらい大体分かるよ。

しかし、受付嬢の説明の終わり辺りで面白いことを言った。それは、


「冒険者にはランクがあるんですが、E、D、C、B、A、Sといった感じで6つのランクがあります。最初にどれだけの実力があるかをテストします。そこでのテストで良い評価を得ると、最高Aランクからスタート出来るんですよ! ...でも大体の人がCランクかそこらでスタートしますがね」


これはチャンスだ。そう思い、テストの内容を聞く。


「テスト内容ですか? それはこのあとの試験官が直接言うのでまだわかりませんねぇ」

「じゃあどこでテストを受けるんだ?」

「あなたは運がいいですよ! 丁度明日、このギルドの裏で行います。時間は9時30分に集合です」

「そうか、ありがとう」

「いえいえ、では! 仮登録完了です。このカードを試験官に見せてから試験をおこなってくださいね」


そう言われ、俺はカードを受けとる。


「じゃあ宿に帰って寝るかな...」


そう言って俺は宿に戻ろうとすると、受付嬢が引き止めてきた。


「待ってください! あの...えーっと...」


なんだ? フラグをどこかで立てたかな? バカな事を考えながら受付嬢の話を聞くと、


「あの...彼女とかっています?」

「え?」


今なんてった? もしかしたらこれは本当に...。

そう思った矢先、俺の手から光が出始めた。


「うわ! な、なんだ!?」

「ダーリン! なに浮気しようとしてるの!」

「え...? ダーリン?」


受付嬢が戸惑っていた。

え? 俺? 俺だって戸惑ってるよ。


「俺はお前のダーリンになった覚えはないけど」

「ええ!? そんな!? あの熱い夜を忘れたの!?」

「ちょ、おま、なにいってんの!!」


いきなり身に覚えのない爆弾を投下された。


「...出てって...」

「え?」

「出てってって言ってるのよぉー!!!」


マジギレされて俺とエリカはギルドから追い出された。


「お前なに言っちゃってくれてんのさ...」


もう彼女との付き合えるかも知れないフラグは叩き折られてしまった。


「ダーリンが浮気するからよ。私がいるじゃないの。あなたはわ・た・し・の・モ・ノ」

「ひぇぇぇっ!」


俺はダッシュで宿に駆け込み、内側からドアを閉め、布団にくるまり、明日を待つのだった...。

読んでいただきありがとうございます。

大体朝の9時に新しい話を出して行けたらと思っています。


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