思いの欠片
私たちが目を覚ますとそこは真っ白で何も無い箱の中だった。
自分が誰で自分が何をしてたのか。
「あなたは誰?」
「あなたこそ誰?」
それが二人が交わした最初の言葉だ。
「とりあえず名前がわからないのは色々不便だから私がAさんあなたがBさんでいい?」
「まあ、とりあえず名前がわからないしそれでいいか」
「話は変わるけど私たちは一体なんでここにいるのかな、、」
「うーん、とりあえず辺りを探してみましょ」
私たちが辺りを見回して10分ほどが経ちあることにBさんがあることに気が付いた
「あれ?」
「どうしたの?」
「ポケットに何か入ってる」
Aさんは心の中でなぜ今まで気が付かなったのだろうか天然な子なのかなと思った
「それでなんて書いてるあるの?」
「えーとね。各々の名前だって!まず白髪名前ってことだから私か、せんさい雪?」
「せんさい?あーこれはね千歳って書いてちとせって読むのだからあなたの名前はゆきちゃんね
それで私の名前はなんて書いてあるの?」
「黒瀬鈴って名前だって」
「雪に鈴って両方髪の色と同じ色だね」
こうして二人の名前が分かり、二人の旅は、、、
「って雪ちゃん肝心なここに居る理由は?」
「うーん、肝心なそれが書いてないの鈴ちゃん。だけどね出る方法は書いてあるの」
「出る方法って?」
「接吻」 「接吻?」
しばし二人は固まり
「つまり、雪ちゃんとキスしろと?」
まあ、こんな会って30分も満たない私となんか鈴ちゃんはキスなんかしたくないどろうなと思ってたら
「いいよ別にここに居るってことは少なからず私たちは関係がないってことでしょ?それにしたら何か思い出せるかもしれないし」
「いいの?本当に?」
「いいから前置きが長い、早く済ませちゃお」
私たちは本当にキスをしてしまった、、、
その時辺り一面の覆われていた壁が一枚一枚剥がれていくのであった