07 さあ観光だ! いえ買い物です。
描写が苦手で会話が少ないです。すいません
シースさんにオススメの宿を教えてもらったので、宿泊については何事もなく終わりました。
さあ晩ご飯です。セムには宿の人が渡しに行ってくれるそうなので安心ですね。・・・怖がったりしないでしょうか。心配になって来ました。
・・・ま、まぁいいのです。さっさと夕飯食べて自室に戻りました。
宿の一階が料理屋になっているのです。味はまぁまぁかな?
部屋はベッドと机しかありません。やっぱりこういう世界には風呂がないです。お金があったら自分で作りたいですね・・・。
ほんとは体を綺麗にしてから寝たいのですが、残念ながらこの宿ではお湯もないのです。
仕方なく今日はもう寝ちゃいます。
おやすみなさいZ z z
–––さあ、朝です! つ、ついに、異世界観光の日がやって来ましたぁ!
なぜこんなにテンション高いかって? うーん、なんででしょう? 魔法具とかいろいろ見てみたいのです!
あ、あと武器も欲しいですね! 昨日の換金でかなりのお金が入ったので、基本的なものは買えるでしょう!
ちなみにシースさんとは冒険者ギルドの前で待ち合わせということにしてあります。時間まであと2時間ほどですか・・・まあ、準備で時間を潰しましょう。
–––髪を直してから朝食を食べて、さあ出発です。
待ち合わせ時間よりちょっと早いのでそこらへんを歩いてまわりましょう。
といってもここら周辺は宿ばっかりで何もありませんでした。
でも時間は潰せました。歩いただけです。足痛い・・・
時間になったので、待ち合わせ場所に向かいます。今日はどんなところに行くんでしょう。結構ワクワクものです!
「あっ、おはようございますシースさん!」
「お、おはようユミルちゃん」
さあ出発です!
「今日はどこ行くんですか?」
「午前中は雑貨屋と服屋だね。特にユミルちゃん用の物」
え? 私って何か足りないもの・・・大量にありますね。うーんと、タオルとか? あ、女の子だから櫛とか? あと歯ブラシ? でもでも、旅だからキャンプセットとかいるかも!
妙にテンション高い私です。
「じゃあ雑貨屋からいきましょう!」
張り切って駆け出します・・・
「そっちじゃないよ?」
・・・恥ずかしいです。テンション下がりました。
雑貨屋に着きました! 何を買いましょう・・・
まぁ、旅だから寝袋? お皿? あと灯もいりますね。
うーん、着火は魔法でいいとして、結構いろいろいりますねー
あ・・・セムを宿において来てしまいました。ごめんね。
ということで、お皿たくさんと歯ブラシ2つと寝袋とセム用の絨毯と・・・あと櫛。
もう自分を女の子と認めてしまっていいでしょうか・・・だって、あっちの世界ではもう死んでますから・・・
思考放棄して、お勘定です!
合計3600ミールになりました。
170万ミールってどんだけ高いんですか。
さあ次は服屋です!
・・・ちょっと待ってください。これヤバイです。鬼門です。
着きました。入りたくないです。前世の私の人格が完全崩壊しそうです。
「さ、ユミルちゃん、行っておいで〜」
ふぇぇ・・・目を瞑って進んだらガラスの扉にぶち当たりました。鼻痛い・・・
「いらっしゃいませ〜。あれ?可愛い子ね」
お姉さんが出てきました。
「えーっと、服一式お願いできますか?」
「わかりました。じゃあちょっと待ってて下さい。あっちの椅子にでも腰掛けててね」
「はーい」
すごく心配です。ラノベの場合こういうシーンは着せ替え人形にされる展開ですよね? でもあのお姉さんはけっこういい人みたいなので、必要な分だけ持ってきてもらえそうです。
「お待たせ〜。じゃあ試着室に行こうか」
お姉さんが服を持ってきました。ついていきます。
さあ、その後私がどうなったかわかりますか?
・・・まだかぼちゃパンツは我慢できたのです。
スカートはヤバかったです。裸で飛び出しそうなくらい恥ずかしかったです。
ま、まぁともかく服は調達できました。
えっと、黒のズボン1つに、水色(?)のワンピース2着、靴下とか下着とか諸々です。
合計3万ミールくらいしました。高いです。
「やあ、遅かったね。ん? なんかやつれた?」
「い、いえ、大丈夫です」
疲れました。時刻は正午! さあご飯です!
今私はシースさんと露店街に来てます! いろいろ売ってますねぇ。うーんと、この体じゃあんまり入らないので、肉は控えて・・・焼き鳥がありました。肉を控えて・・・また何か美味しそうな肉を焼いてます。肉・・・
「すいません。これ一本下さい!」
「はいよ〜」
買っちゃいました。まあ一本ならいいでしょう!
一本50ミールです。
お肉の味は・・・豚肉の串焼き的な感じでした。普通に美味しいですけど、もう少しこう、味が欲しいです。
さぁ、いろいろ食べて回りましょう!
–––結局食べられたのは串焼き一本とサンドイッチ(?)一個とフライドポテト(?)一人分です。
シースさんは私の3倍食べてます。卑怯です。私だってもっと食べたいのですよ!
コホン! ささ、午後はどこへ行くんでしょう。
「午後はまず武具屋に行こうか」
おお、ついに武器ですか! 私は魔法頼りなので、短剣とかがいいですかね? でも、刀とか持つのは夢かも・・・
武具屋に着きました! 武器ばっか考えていたんですけど、防具も重要ですね。
店内を見て回ります。たくさんありますね・・・短剣は・・・私にも使えそうです。
刀とかは・・・ちっちゃい刀なら使えそうな感じです。
結局短剣一本と短刀一本の二本を買いました。
防具は皮のローブだけです。前衛をやるつもりなしです!
ローブの色は紺だよ? 女の子らしさ? そんなのどうでもいいのです!
外に出るとまだ日が高いです。夏じゃないので暑くはないですね。でも私が持っている紙袋のかさばり様と来たら・・・
まあいいです。次は魔法具屋に行くそうですよ!
着きました! 魔法具屋!
何を買いましょう・・・まずは収納ですね。
簡単に見つかりました。無限収納がありましたが、買えませんでした。どんだけ高いんですか・・・
まあ、大きめのタンス一個分入れば文句なしです。
あとは・・・魔法のスクロール? なんでしょうそれ。
まあ適当に買います。でもこれ案外高いです。
転移魔法と書いてあります。
店にいたおばあさんに聞いてみます。
「すいません、転移魔法って何ですか?」
「そうじゃな・・・好きな場所に転移するための魔法じゃが、魔力の使用量が多すぎてな。使い物にならんと売れ残っとるやつじゃなそれは。お嬢ちゃんにはなおさら無理だろうよ。通常それは10倍くらいに値段するんだがね」
マジですか。MP使用量がハンパないと・・・まあ一応持っておきましょう。
結局買ったのは転移魔法のスクロールと、魔法のバッグです!
「39万ミールじゃよ」
青ざめました。2品でそんだけしますか。もう魔法具屋は懲り懲りです・・・
もう夕方です。観光だとか言いながら買い物だけにおさまっちゃいましたね。
シースさんと別れて、宿に戻ります。
はぁ、疲れました。帰ったらセムに怒られました。ごめんね。
夕飯食べたので寝ます。
おやすみなさいZ z z
あっ、買ったものは明日見てみましょう!
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