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番外編 星神の広間で

番外編です。

まあ、短いやつですから・・・

「あら? あのこの精神状態が・・・かなり不安定のようね。何が原因かしら・・・あぁ、初めて人を殺したのね。まあ、最初は慣れないでしょうけど・・・頑張って欲しいものね」


そう言って私はまた椅子に座りなおす。人2人ぶんの高さのスクリーンらしきものと、テーブル、椅子しかない。そしてその部屋は、どこまでも続いている。そんなところに私はいた。

私の名前は・・・星神でいいわね。世界から見える星々、そして太陽を司る神、なんだけど、やってるのはある世界からの転移、転生の管理をしている。ちょうど今その世界からの転生者のお気に入りの精神状態を()()していたのだが・・・

やはり平和な世界だからね、あそこは。まあ、すべての国がっていうわけじゃないんだけど。できれば、神託で助言しまくって、面白い方向に導きたいのだけれど・・・創造神様の目が厳しいからね。


まあ私は退屈だし。転移者はただ能力を勇者並みに引き上げるだけ。転移者は行き先とかの変更を行うだけ。まあ、殆どの転移、転生者は私じゃなくて部下の元へ行くのだけれど・・・


そして今監視している子は、私の部下のミス・・・というか、あの子の転生前の世界にいた別の人間の魂を操作してこっちに連れ込んで、バランスを保とうとしたらその人間が殺しちゃった子。あの子には部下のミスって言ったんだけど、本当は業務上の犠牲。手を出す必要はなかったのだけれど・・・まあ、初めてのことだったし。業務上の犠牲ってのは・・・あとは・・・まあ、同郷のよしみかもしれないわね。


まあそのまま、あっちの世界でいうチート並みの能力を与えて、私の管理下の世界(と言っても手出しはできない)に放り込んだんだけど・・・適応力が高すぎる・・・いきなり異性の体にしちゃったのに、すぐに慣れた。あとで調べてみたけど、精神耐久値が普通の人の200倍ほどあった。これほどのイレギュラーがあの世界にいたのね・・・自分ではただの男子中学生だと思っていたみたいだけれど・・・

実際神託を与えたのは一回。しかも星狼(スターウルフ)1匹(と言っても最上位の王級)だけの話しかしていない。まあ、神託は下していないも同然。なのに、今や結構な額のお金まで稼いでいる。今の所は人を殺すことで精神ダメージが結構来ているみたいだけど・・・それでも損傷は1%にも満たない。何この子、化け物ね。


まあ、これからも厄介ごとはあるでしょうね。ただでさえあれだけの力の大きさ。私が監視下に置いてなかったら、他の管轄の神が持って行ってたかもしれないから・・・そうね・・・魔力ランクがCに達したら、魔の才をバージョン2にしてあげようかしら・・・そこまで大きな変化じゃないし・・・せっかくここまでしたんだから、世界最強程度にはなって欲しいもの。宇宙最強は・・・空気がないから無理ね。せめても月くらいかしら。

あーでも、月だけは私の管轄じゃないのよね・・・月神は黙っていてくれるかしら・・・って無理ね。あそこに住んでいるんだから。まあ、その時に警告の信託でも送ればいいか。


さて、ちょうど部下の様子を見に行く時間ね。ちゃんと働いてくれていればいいけど・・・もう1人くらい部下をくれないものかしら、創造神様は・・・いくら新参者だからと言って、1人しかいないってのはないでしょうに・・・しかもかなりドジを踏む。もういい加減にして欲しいわね。


おっと、早く向かわないと、疲労でぶっ倒れちゃうわね、あの子(笑)


さて・・・精々頑張ってね、ユミルちゃん。

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