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1年B組のちまい人

作者: 団子

クラスメイトのとの会話中に出てきた、

妄想話でございます。





俺のクラスには、ちまい人がいる。

何か、こう、見た瞬間に、

「ちっさ!!」と言ってしまいそうな、そんな人だ。

小学生にしか見えない高校生…。

前に「小学生料金でバスに乗れそうだね」と言ったら、ポカポカ殴られた。でも全然痛くなかった。

名前は双葉…何とかさん。

(名前をすぐ忘れてしまう癖には、困ったものだ)







〜授業中〜

双葉さんの席は俺の後ろである。

が、俺は身長が高い方なので、小さい双葉さんは授業中黒板が見えない。なのでノートは基本俺がとっている。

今日は一限目から化学基礎…。

朝からテンション下がりまくりだぜ、だぜ!(逆に上がってるような語尾だが)

それでも、双葉さんの分のノートはしっかりとる。

上目遣い&涙目で睨まれると、精神的にキツイからだ。

まあ、それはそれで…。

おいおいおい。おいこら俺。

そんな事かんがえたら駄目だろ。

いやしかし…。

「じゃあ、笹塚(俺のこと)この問題の答えは?」

「ゴッハア?!」

ブシャアッ(鼻血噴射)

『どうしたいきなり!』

教室内全員からのツッコミ。

「どうした、笹塚?!」

「な、何でもないっすよ?(ボタボタ)」

「疑問形で答えるな!双葉、一緒に保険室に行ってやれ!」

「は、はい!」

双葉さんと一緒に保健室にむかう、俺。かっこわるっ。





養護教諭の何チャラホイ(こいつの名前も忘れた)曰く、

「特に問題なさそうだが、休み時間まで寝て休んどけ」だそうだ。

三十分くらいか…。

「大丈夫?笹塚くん」

「ん?ああ、大丈夫だよ」

「なら、いいんだけど…」

心配させてごめんなさい。

「で、笹塚くん何でいきなり鼻血噴いたの?」ああ…。やっぱ聞かれるか。

双葉さんに対して、いかがわしい事を考えていたら急に先生に名前を呼ばれてビックリしたからとは、とてもじゃないが言えない。どうする?

「変な病気とかじゃあ、ないよね?」どうするんだ、俺?!

「笹塚くん?」

はっ、ひらめいた!

「俺、鼻血出やすい体質なんだ」

別におかしな事ではないはずだ。

「あ、そうなんだ」そもそも、あんな勢いで鼻血出る事自体ありえないっつーか…。

ギャグ漫画補正かかりすぎだ、自重しろ。ん?何言ってんだ、俺。

だけど、まあ。

「笹塚くん、何かいるものあったら言ってね?」

「ん、わかった」

双葉さんと二人っきりかあ…。

悪くない。いやむしろ、良い。

青春っぽいぜ?

「ね、ねえ、笹塚くん…」

「何?」

「………(モジモジ)」

何だろう…。双葉さんがとてもモジモジしていらっしゃる…。

「今日は何の日か知ってる?」

「2月の14日…。あっ」

と、いうことは?

「その、チョコ……です」

「え?あ、うん…」

おそらく手作りであろう、チョコ。

俺に、チョコ…。

「…ありがとう双葉さん」

「いえいえこちらこそ」

何故そこで社交辞令っぽい返し?

でも、ホワイトデーには必ずお返ししようと思いました。まる。

鼻血描写は実際あり得ないww

魔が差すとはこの事か…。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 普通に面白かったです。はい。 [気になる点] 特にないです。 が、あえて言うなら・・・ ちまい設定なのをもっとうまく生かすことできませんかね? もうひとひねり欲しかったですね。 (上か…
[一言] なかなか、甘酸っぱい感じで良いですね。 せっかく、双葉さんがちっさい設定なんで、図書室の高い本棚だったり、お昼時で大混雑の購買とかのシチュも読んでみたかったです。
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