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名も無き人

名も無き人


駅の改札口から

水みたいに流れこんでくるどす黒いオーラ

目が細い、

なんか人間っぽくないな

そしてその生き者は言った

「仕事なんだよ」


そしてその生き者は喜んだ

「安定してるよ」


やがてその生き者は老いた

「退職します」


それから彼は自分を探した

今までの略歴を

震える手で書き出した


ついに最期その廃れた心は思った

「私に名前はない」と


*********************************************

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